コライドン - ポケモン対戦考察まとめWiki｜最新世代（スカーレット・バイオレット）

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バトルの考察よりも育成論の記述が多くなり実態に合っていないという理由により、
サイト名をポケモン対戦考察まとめWikiからポケモン育成考察Wikiに変更しました。
今後はポケモン育成考察Wikiをご利用ください。

コライドン

No.1007 タイプ：かくとう/ドラゴン
特性：ひひいろのこどう(天気を晴れにする。晴れのとき攻撃が4/3倍される)
体重：303.0kg（けたぐり・くさむすびの威力120）

第九世代の禁止伝説の片割れ。同複合はジャラランガのみ。
高速物理アタッカーとして完成度の高い種族値配分となっている。

専用特性ひひいろのこどうはひでりの効果に加え、晴れ下で攻撃が4/3(約1.33)倍になる。
あついいわも有効であり、パラドックスポケモンの特性こだいかっせいの発動要員にも適している。
天候特性持ちではアローラキュウコンを超えて最速を誇る。

専用技アクセルブレイクは抜群時に威力が1.33倍される効果があり、特性の物理強化が合わさるので破壊力は高い。
4倍弱点持ちは言わずもがな、2倍弱点でも晴れ下なら特化アクセルブレイクで防御特化クレベースが8割前後削られる。格闘テラスタルなら確1。
かくとう技なので晴れによる威力上昇はないが、効果抜群を5つも取れるタイプなので圧力を掛けるには十分過ぎる程である。

また、晴れと耐性で水技を1/4にできるため、禁伝戦で対策必須とされているカイオーガのしおふきに対し、悠々と後出しすることが可能。返しの緋色の鼓動補正ワイルドボルトで乱1、(強化アイテムがあれば確1)にできる。
ただし、両者対面で向こうに天候を取られてしまった場合、一撃で倒せる打点が無いため、こちらも手負いは避けられない。

ひひいろのこどうは天候が変わると効果が失われるという欠点がある。能力ランクの上昇ではないことに気をつけよう。
ほかの天候特性持ちと同時に出た場合は素早さが仇となって天候を奪われやすいため、相手にいる場合は2番手以降に出そう。
また一般のパラドックスポケモンと違い、ブーストエナジーの効果は得られないので勘違いしないように。

ゲーム内で入手できるコライドンの個体性能は固定化されており、性格については序盤で仲間になる個体がきまぐれ、エンディング後に捕獲できる個体がいじっぱり。
このため性格補正を変えたい場合はミントを使う必要がある。

碧の仮面でスケイルショット、きあいパンチ、ダブルウイング、ヒートスタンプ、ほえるを獲得。

特性で発動する晴れは一致技に直接の恩恵がないものの、ほのお技を実質的な第三の一致技として使える点で対応範囲が広い。
かくとう＋ドラゴン＋ほのおをすべて半減以下に抑えるのはみず/フェアリー複合とこんがりボディバウッツェルのみであり、受けられにくさではこちらが長じている。
一見一致技一点特化のミライドンとは性質が異なるが、環境が進むにつれて重大な欠点が露呈したことにより現状の評価はミライドンに明確に差をつけられている。全力を発揮するにはパーティ単位でのお膳立てがほぼ必須となるだろう。

・テラスタル・特性への依存性の極端な高さ
現環境では特性との兼ね合いや大半の禁止級に対し一致弱点を突かれる欠点への対策を兼ねてほぼ炎テラスタルを切る事が大前提となっている為、やる事がほぼ確実にばれるというデメリットがある。その為複数のテラスタイプ候補があり他のポケモンに回すという選択肢も取れるミライドンに比べると構築の幅が著しく狭い。
グラードンと同じく「非炎タイプの晴れ始動特性持ち」ではあるが自身のA上昇が含まれているうえに先述の炎テラス頼みという点も加味すると、実際にはカイオーガと同じくらい天候への依存性が高く、天候始動特性最速という要素は想像以上の足かせとなる。

・ダブルバトルにおける攻撃性能
また、ひひいろのこどうには物理アタッカーの天敵である威嚇を防ぐ効果が無い為クリアチャームを持たさざるを得ずミライドンの様に火力補強アイテムを持たせることが出来ないことに加え、メインで使えるだけの威力がある全体攻撃がないなど、シングルにはない攻撃面の問題点が存在する。

・状態異常耐性の差
高速物理アタッカーという性質上麻痺・火傷によって簡単に弱体化してしまう。火傷は炎テラスを切れば問題ないが、麻痺はそうはいかない。素の状態で麻痺・眠り無効かつ、火傷もあまりいたくないミライドンにはない課題である。

特性考察

ひひいろのこどう

専用特性。隠れ特性は存在せず、これのみ。
場に出た時に天気を晴れにする。また、天気が晴れの間は攻撃が1.33倍になる。ひでりの上位互換。
能力変化ではないためてんねんの影響を受けないが、晴れが解除されると効果も消える。
晴れで強化される炎技も習得できるため、効果は自身の中だけでも完結している。
天候特性持ちの中では最速のため、ほかの天候特性持ちと同時に出ると天候を奪われやすい点には注意。
ブーストエナジーは対象外であり、持たせた状態で天候が変わっても能力上昇だけ再発動するようなことはない。
Ver.1.3.2以前は技や特性によって上書き・複製・無効化することができなかったが、Ver.2.0.1現在は通常の特性と同様に可能となっている。

技考察

テラスタル考察

型考察

物理アタッカー型

特性：ひひいろのこどう
性格：ようき(推奨)/いじっぱり
努力値：AS252(推奨)orHA252
持ち物：こだわりスカーフ/こだわりハチマキ/いのちのたま/たつじんのおび/あついいわ/ラムのみ/いかさまダイス
確定技：アクセルブレイク(推奨)orインファイト/フレアドライブ
優先技：ドラゴンクローorげきりんorスケイルショット
攻撃技：ニトロチャージ/とんぼがえり/ドレインパンチ/ワイルドボルト/かみくだく/アイアンヘッドorヘビーボンバー/しねんのずつき/こおりのキバ/じだんだ
変化技：つるぎのまい/ビルドアップ/こうそくいどう
テラスタイプ：かくとう/ドラゴン/ほのお/はがね

叩き台。
特性で強化された物理技で殴りまくる。

テラスタイプは一致技のほかに、特性と相性の良いほのおタイプが候補。
龍、妖対策にはがねタイプも悪くないが、晴れの状態で相手の炎技を受けたらまず助からないので注意。

パラドックスポケモンのランクマッチ解禁によりカジュアルでも増加傾向。
ハバタクカミやテツノツツミを抜くため、ニトロチャージやスカーフで素早さを補強しておきたいところ。
対面ではテラス炎を切る。打たれやすいムーンフォースやフリーズドライも半減。ニトロチャージでタスキ発動圏内まで削れ、そのまま押し切れる。
ビルドアップとドレインパンチでの反動相殺や居座りも可能。

カイオーガの解禁でスカーフ持ちのケアとしてニトロチャージの需要は上がっている。

基本的にはAS振りの方が使いやすいが、無補正S0の場合最速カイオーガに対して実数値1の差で先制を取られる為天候の奪取が可能。
他のS90組に対して不利になるデメリットはあるが、カイオーガを強く見る場合はS無振りも一考の余地有り。

・持ち物考察
シーズン２０現在、採用率の高い持ち物はとつげきチョッキ、いかさまダイス、こだわりスカーフおよびこだわりハチマキである。

とつげきチョッキ

防御と比較してやや足りない特防を補い、特殊アタッカーとの打ち合いを可能にした型。
特殊攻撃を耐えつつニトロチャージで素早さ逆転を狙う、ドレインパンチで更に確定数をずらす、役割破壊用の技を撃ちこむといった動きができる。
努力値はAS252にするよりはある程度耐久に振った方が扱いやすい。また、フレアドライブやインファイトといった耐久を削ってしまう技の優先度はやや落ちる。
テラスタイプは定番の炎以外にミライドンを意識した電気が候補に挙がる。
優先技：ニトロチャージ、アクセルブレイク、ドレインパンチ、ドラゴンクロー、アイアンヘッド、テラバースト(電気)、とんぼがえり

いかさまダイス

スケイルショットによって素早さを上げながら全抜きを狙っていく。
攻撃性能を高めるつるぎのまい、およびスケイルショットを無効化するフェアリーに撃つアイアンヘッドの優先度が高くなる。
テラスタイプは定番の炎以外に竜とフェアリーを意識した鋼が候補になる。
優先技：スケイルショット、アイアンヘッド、つるぎのまい

こだわりスカーフ

同速ポケモンやバドレックス黒馬、ザシアンを上から高威力技で叩けるのが強み。こだいかっせいの発動したハバタクカミ相手にも最悪同速勝負を仕掛けることもできる。
一方でヘイラッシャやカバルドン等の物理受けを出されると苦しい展開になりがち。交代読み用のとんぼ返りの優先度は高い。
優先技：フレアドライブ、アクセルブレイク、インファイト、げきりん、とんぼがえり

こだわりハチマキ

想定外の火力で受けを破壊する。特化ヘイラッシャすら確定２発に持ち込むことが可能。
しかしながらダメージ量でこだわり型と相手にバレてテラスタルを切られたり、無効タイプポケモンに交代されがち。
そのまま突っ張るかどうかは慎重に判断したいところ。
優先技：フレアドライブ、アクセルブレイク、インファイト、げきりん、とんぼがえり

【ダブル】基本型

特性：ひひいろのこどう
性格：いじっぱり/ようき
努力値：AS252
持ち物：いのちのたま/クリアチャーム/とつげきチョッキ/こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/あついいわ/ラムのみ/いかさまダイス
確定技：アクセルブレイク
優先技：フレアドライブ
攻撃技：ワイドブレイカー/ドラゴンクロー/スケイルショット/ニトロチャージ/ドレインパンチ/アイアンヘッド/とんぼがえり
変化技：まもる/ビルドアップ
テラスタイプ：ほのお

相方はこだいかっせい持ちを推奨。特にハバタクカミと相性が良い。ほかの候補はねっぷうを強化できるイーユイなど。
テラスタイプは炎が有力候補。テツノツツミのこごえるかぜやハバタクカミのマジカルシャインも半減できる。
持ち物はパーティに応じて選択。参考程度にパルデアプロローグではとつげきチョッキ、クリアチャーム、いのちのたまが拮抗していた。

相性考察

鋼タイプはコライドンの弱点をすべて半減する。ただしコライドン側は鋼側の弱点を完全に抑えることはできない点に注意。
ふゆうドータクンかどしょくミミズズとの組み合わせだと、格闘とゴースト以外をいずれかが半減以下にできる。
サーフゴーとの組み合わせだと、そちらの弱点である地面とゴースト以外をいずれかが半減以下にできる。

対コライドン

注意すべき点

ひひいろのこどうで天候を晴れにしつつ、晴れ下で攻撃を1.3倍に強化。アクセルブレイクで弱点を突かれるとまず耐えられない。
禁止級の中ではミュウツーより速い135族。
電・炎・鋼のサブウエポンを有することやテラスタルで炎になる場合もあるため、フェアリーを出せば即座に有利とはなりにくい。
炎半減、鋼等倍のマリルリやアシレーヌでも晴れ下の炎テラス炎技は受けきれず、水も等倍になるので有利を取れない。

対策方法

直接特性を上書き・無効化することはできないので、天候を晴れ以外にして火力を下げる。
一致技を無効にできるのはミミッキュとハバタクカミだが、テラスタルや晴れ下フレアドライブには注意したい。
一応アイアンヘッドも覚えるが、2倍アイアンヘッドより晴れフレアドライブのほうが火力が出るため、炎に強いポケモンが望ましい。
よってこんがりボディバウッツェルも有効であり、後出しで防御補強を狙うと良い。もらいび＋フェアリーテラスタルでも可。ただし、アイアンヘッドにだけは注意。
テラスタル炎の場合は火傷が無効であるため、火傷よりは麻痺を入れるほうが安定。

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対策ポケモンの例

ザマゼンタ＠炎半減、格闘等倍以下テラスタル 特殊技採用個体は非常に稀なのでふくつのたてで上がった防御をもとに鉄壁ボディプレスができる。 歴戦の勇者フォルムなら素でコライドンを抜いており上から鉄壁を積める。 レックウザ エアロックで晴れによる恩恵を無効化。スカーフかりゅうのまいで上からガリョウテンセイ。 またはタスキで耐えてから反撃する。 バドレックス黒馬 上からエスパー技。チョッキの可能性を考えるならサイコショックで。 ディアンシー 炎・竜を半減以下。格闘等倍。 テラス炎には岩技。技スペが厳しいため入りにくいが、不意のはがね技には注意。 ハバタクカミ にほんばれにただ乗りしたSブーストで上を取りつつ攻撃、あるいは甘えるやでんじはで機能停止。 ただし十中八九ほのおテラスタルを切られるので、後続にみず以外のほのおの弱点を突けるポケモンを用意したい。 もらいびなど炎無効特性のポケモンをフェアリータイプにテラスタルさせる 炎を無効にし、ドラゴン技と格闘技に耐性を持つ。 特にソウブレイズはHBに厚く振ることで、ビルドアップの起点にすることが可能。その後はポルターガイストで等倍一致を叩き込む。 かげうち採用で環境に多いハバタクカミやバドレックス黒馬にも隙を見せないため汎用性もある。 他には一致エスパー技で弱点をつけるグレンアルマも有効。 採用率は低めだがアイアンヘッド持ちには注意。 天候を上書きする カバルドン・ペリッパー・アローラキュウコンなど。 特にカバルドンは高い物理耐久で被害を抑えやすく、一致じめん技でほのおテラスに弱点も突ける。 ペリッパーもHBに厚く振ることでコライドンへの後出しを可能にし、一致暴風で切り返せる。おいかぜもある。

外部リンク

• コライドン - ポケモン百科事典