ポケモン対戦考察まとめWiki
バトルの考察よりも育成論の記述が多くなり実態に合っていないという理由により、
サイト名をポケモン対戦考察まとめWikiからポケモン育成考察Wikiに変更しました。
今後はポケモン育成考察Wikiをご利用ください。
テツノカイナ
No.0992 タイプ:かくとう/でんき 特性:クォークチャージ(場がEFの間、またはブーストエナジーを持って場に出てから交代するまで、一番高い能力が上がる) 体重:380.7kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
原種&パラドックス | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
テツノカイナ | 154 | 140 | 108 | 50 | 68 | 50 | 570 | クォークチャージ |
ハリテヤマ | 144 | 120 | 60 | 40 | 60 | 50 | 474 | こんじょう/あついしぼう/ちからずく |
パラドックスポケモンの1体で、ハリテヤマに類似した外見と特徴を持つ。同期のパーモットと合わせて初のかくとう×でんきの複合タイプ。
弱点と耐性のバランスは良好で、かくとうタイプとしては攻防ともに飛行に強く出られる点がうれしい。
パーモットは高速低耐久型、テツノカイナは鈍足高耐久型なので、差別化を意識する必要はない。
種族値は素早さ以外ハリテヤマの上位互換。
攻撃は一般ポケモントップクラス。さらに特性や、ハリテヤマと同様に覚えるはらだいこでさらに強化可能。ビルドアップは覚えないが、つるぎのまいも覚える。
物理耐久指数はハリテヤマの約1.7倍あり、無振りでもいじっぱりガブリアスのじしんをステルスロックのダメージ込みで確定耐え。
特殊耐久もH振りFCロトムを超える数値になり、チョッキやD振りで物理特殊双方要塞化できる。
素早さもトリックルーム下でのエースとして運用する分には差し支えない。
ただし技方面ではバレットパンチを覚えないため、鈍足を補う手段がねこだまししかない。
またハリテヤマと違いこんじょうによる火傷耐性がなく、おにびが致命傷になりかねない。
このためハリテヤマの完全上位互換とはいかず、そちらとは全く違う動き方が求められる。
タイプ一致の高威力技がどちらも耐久を削ぐものなのもネック。火力を変化技による強化に任せる場合はドレインパンチ、かみなりパンチも候補になる。
また、てっぺき+ボディプレスのコンボも可能。防御も高めな上にタイプ一致で撃てるので威力もなかなかのものに。
サブウェポンの範囲も炎、氷、地、岩、鋼、妖とそれなりに揃っているので、パーティ編成に応じて上手くカスタマイズしよう。
Hが極端に高いため、A252振りの余りを耐久に回す場合、H76残りBDと振り分けることで総合耐久指数を最大にできる。
安定した高耐久、高火力でねこだましやボルトチェンジなどを覚えることや、はらだいこ+相方のトリックルームなどのサポートで
自身がエースとなることも可能なことからダブルでは一転トップメタのポケモンとなっている。
特性考察
- クォークチャージ
- 基本仕様
- 隠れ特性や第2特性は存在せず、これのみ。
場がエレキフィールドであるか、持ち物がブーストエナジーである時に、HP以外の一番高い能力に補正がかかる。
両方の条件を同時に満たしてもフィールドによる発動が優先され、一度に2回発動することはない。
補正倍率は攻撃、防御、特攻、特防の場合は1.3倍、素早さのみ1.5倍。ランク補正ではないのでてんねんの影響を受けない。
実数値が最高値になるものが2つ以上ある場合、優先度がA>B>C>D>Sで設定されており、優先度の高い能力が補正対象になる。(例:AとSが最高値ならAが上昇)
ブーストエナジーは消費アイテム扱いなので、一度発動した後に引っ込んでもう一度場に出ても再発動できない。
ただし発動トリガーはエレキフィールドが優先されるため、エレキフィールド下で繰り出せばフィールドが変わるまでブーストエナジーは消費されない。
トレース・なりきりによる特性コピーや、スキルスワップによる特性の入れ替えはできない。Ver.3.0.0で特性の書き換えや無効化は可能になった。
またこの特性を持つポケモンにトリックなどでブーストエナジーを渡したり奪うことはできないので注意。特性が書き換え・無効化を受けている場合も同様。 - 個別考察
- テツノカイナの場合は攻撃、防御、特防のどれかをブーストの対象にできる。
順当に育成すると攻撃が対象になり、防御252+性格補正あるいは無補正防御252振り+攻撃個体値29以下で防御が対象になる。
特防はおだやか特防252+攻撃個体値3以下でしか対象にならないので論外。
特性発動のタイミングで最も高いステータスに補正が掛かるため、A特化B振りでいかくもちにぶつかると、対象がBになってしまう点に注意。
処理順を活かして、エレキシード持ちでエレキフィールドに乗り、防御ランク上昇→特性で防御に補正、という運用もある。
技考察
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|
インファイト | 闘 | 120(180) | 100 | 防御・特防↓ | タイプ一致技。高威力だが耐久低下が痛いので、撃ち逃げ向き。 |
ドレインパンチ | 闘 | 75(112) | 100 | HP吸収 | タイプ一致技。ワイルドボルトの反動ケアにも。 相性の良いビルドアップは覚えない。 |
サンダーダイブ | 電 | 100(150) | 95 | 外すと反動 | タイプ一致技。威力は高いが、外すと反動がワイルドボルト以上に痛い。 じめんタイプやまもる、でんき無効の特性にも注意。 「ちいさくなる」使用相手に必中&威力2倍。 |
ワイルドボルト | 電 | 90(135) | 100 | 反動1/4 | タイプ一致技。命中安定。サンダーダイブと比べるとリスクは小さい。 |
かみなりパンチ | 電 | 75(112) | 100 | 麻痺10% | タイプ一致技。反動はないが威力は控えめ。パンチグローブで他パンチとあわせて強化可能。 |
れいとうパンチ | 氷 | 75 | 100 | 凍り10% | 対草地竜。両一致技の相性補完としてとても優秀。 一致技と合わせて全複合タイプに等倍以上。 |
ほのおのパンチ | 炎 | 75 | 100 | 火傷10% | 対草虫。ハッサムなどの4倍狙いや、一致技両方半減のモロバレルにも。 |
じしん | 地 | 100 | 100 | - | 対毒、電気。サーフゴーにも。飛行は呼びにくいが、ふゆうに注意。 |
ヘビーボンバー | 鋼 | 40~120 | 100 | 体重比依存 | 対フェアリー。見た目の割にやや軽めで、およそ95kg以下からアイアンヘッド超えに。 デカヌチャン以外の一般フェアリーに最大威力を出せる。 「ちいさくなる」使用相手に必中&威力2倍。 |
ねこだまし | 無 | 40 | 100 | 優先度+3 怯み100% | 唯一の先制技。タスキ潰しや、ダブルでのコンボ崩しに。 |
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 |
ボルトチェンジ | 電 | 70 | 100 | 交代 | タスキやがんじょうを潰しつつ交代。威力には期待できない。地面や無効特性に注意。 |
テラバースト | 無 | 80<120> | 100 | 備考参照 | テラスタル時はタイプが変化、攻撃が高い場合は物理技になる。 |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | ||
つるぎのまい | 無 | - | 攻撃2段階上昇。爆発力はないが、高い耐久を無駄にしない。 | ||
てっぺき | 鋼 | - | 防御2段階上昇。ボディプレスやドレインパンチと合わせて物理受けをするなら。ビルドアップは覚えない。 | ||
はらだいこ | 無 | - | 最大HPの半分を消費して攻撃を最大まで上昇。うまく決めるには下準備が必要。 ねこだまし以外の先制技は覚えないため、有効利用には味方のお膳立てが欠かせない。ダブル向け。 | ||
ふきとばし | 無 | - | 積み技対策や交代読みで。かぜのりに注意。 | ||
エレキフィールド | 電 | - | 特性発動用。一致技火力も上昇。 |
採用率の低い技 |
テラスタル考察
タイプ | 主な技 | 解説 |
---|---|---|
電 | サンダーダイブ ワイルドボルト かみなりパンチ ボルトチェンジ | 一致技の威力上昇&弱点数最少化。 高い物理耐久のおかげで、地面物理技一撃では落とされにくい。 |
闘 | インファイト ドレインパンチ ボディプレス | 一致技の威力上昇。耐性は微妙になるが、最大火力を上げるなら。 |
炎 | ほのおのパンチ | 鋼や虫への役割を残しつつフェアリーに切り返す。氷も半減、火傷も無効。地面が一貫する。 |
地 | じだんだ じしん じならし | 岩・電気への遂行力を高めるなら。 |
水 | テラバースト | 対連撃ウーラオス。水テラスタル対策のほか、パオジアンの氷技も半減。 元の弱点も全て等倍になるが、電気が弱点になる点(特にEF展開時)に注意。 |
草 | テラバースト | 電気耐性を維持しつつ、水への役割に特化。ただし弱点の数は増える。 地面弱点のスイッチやキノコのほうしからの緊急避難にも。 |
妖 | じゃれつく | 高火力高耐久のフェアリーは非常に強力。鋼は一致技で弱点を突ける。 |
飛 | テラバースト | 地面無効。地面の弱点を突く技はれいとうパンチのみ。 EFの恩恵は受けられない点と相手の電気技に注意。 |
毒 | テラバースト | 対妖。地面とエスパーが一貫する。 |
氷 | れいとうパンチ | 一致技との相性補完に優れるが、耐性が劣悪。 |
鋼 | ヘビーボンバー アイアンヘッド ハードプレス | エスパーとフェアリーを弱点から消し、ヘビーボンバー強化でフェアリーを返り討ち。地面が一貫。 |
霊 | テラバースト | 解説 |
虫 | テラバースト | 電気や氷を等倍のまま地面に切り返せる。 虫の役割範囲は物理に多いので、使う場合はABベース推奨。 |
ステラ | テラバースト | タイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。 |
使用率・採用率の低いテラスタル |
型考察
アタッカー型
特性:クォークチャージ
性格:いじっぱり/ゆうかん
努力値:AB252orAD252
持ち物:ブーストエナジー/いのちのたま/とつげきチョッキ/ラムのみ/オボンのみ/こだわりハチマキ/パンチグローブ
確定技:インファイトorドレインパンチ/サンダーダイブorワイルドボルトorかみなりパンチ
優先技:れいとうパンチ
選択技:じしん/いわなだれ/ほのおのパンチ/じゃれつく/ヘビーボンバーorアイアンヘッド/ねこだまし/ボルトチェンジ
変化技:はらだいこorつるぎのまい/ふきとばし/エレキフィールド/ねごと
種族値に沿った物理アタッカー。技範囲が広く、さらに積み技で威力を上げられる。
ビルドアップこそないが、はらだいこ+ドレインパンチは強力。
さらにボルトチェンジやふきとばしといった小技もあり、器用に動くことも可能。
欠点は鈍足であること、ねこだまし以外の先制技がないこと、はらだいこを通す難易度が高いこと(壁張りなどの起点作りは必須)。
相性考察
特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。
対テツノカイナ
- 注意すべき点
- 重火力アタッカーとして高耐久、高火力の非常に無駄のない配分を持つ。
つるぎのまい、はらだいこと積み技も優秀で、クォークチャージと相まって物理受けを強引に崩しうる力を持つ。
サブウェポンも非常に豊富。
持ち物はとつげきチョッキが多く、D振りの場合ハバタクカミのフェアリーテラスタル+メガネ+ムーンフォースでようやく確1となるほどの耐久力になる。
- 対策方法
- 鈍足が欠点。また状態異常への耐性がほぼ無いため、上からおにびを入れるのが安定する。
ビルドアップを覚えず先制技がねこだましのみのため、耐久の高いエスパー、フェアリータイプの特殊技で上から叩くのがいいだろう。
とつげきチョッキを考慮するなら、あらかじめはたきおとすを撃っておきたい。