サンドパン - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

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サンドパン

No.0028 タイプ:じめん
通常特性:すながくれ(天気が「すなあらし」の時、回避率が1.25倍になる・すなあらしのダメージを受けない)
隠れ特性:すなかき(天気が「すなあらし」の時、素早さが2倍になる・すなあらしのダメージを受けない)
体重  :29.5kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
サンドパンHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
サンドパン75100110455565450すながくれ/すなかき
Aサンドパン75100120256565450ゆきがくれ/ゆきかき
すなかき地面HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
サンドパン75100110455565450すながくれ/すなかき
ドリュウズ11013560506588508すなかき/すなのちから/かたやぶり

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)みず/くさ/こおり
いまひとつ(1/2)どく/いわ
いまひとつ(1/4)---
こうかなしでんき

初代出身の単じめんタイプ。物理面に寄せた種族値配分で無駄は少ない。
とはいえ合計値が低く、同タイプにはカバルドンバンバドロなど、より物理方面の数値が高いポケモンも存在。
特性についても、ともに砂が前提であることから汎用性についても一歩劣り、採用意義を見出しづらいのが実情。

最大のライバルはすなかきドリュウズ。火力・範囲・素早さの全てで上回られ、攻撃面は完敗。
耐久面でも防御は勝るが物理耐久は大差なく、弱点は少ないものの耐性の数で大きく劣る。
また、かたやぶり型と二択を迫れるあちらと違いこちらはすなかき一択。カバルドンサダイジャとはタイプや種族値傾向が丸被りで構築の幅も狭い。
総じて厳しい立ち位置なのが実情。
なおすなかきには他にルガルガン(まひる)ハカドッグがいるが、タイプや種族値が異なるので差別化はさほど必要ない。

第九世代ではグラスフィールド対策のアイアンローラーを失ったものの、新たに10まんばりきを習得。ダストシュートも追加され、くさへの最大火力を更新した。
さらに藍の円盤ですてみタックル、がむしゃら、じごくづき、のろいを再習得し、技方面は強化傾向にある。
とはいえ依然として厳しいゴリランダーの他、砂下でも抜けないブーストテツノツツミ等も数が多く動きづらい。
素の性能不足については如何ともし難いので、採用の際はすなかきを有効に活用する手段を考えておきたい。



特性考察

すながくれ
通常特性。砂下で回避率1.25倍。発動すれば行動回数やスリップダメージを稼げる。
第九世代ではダイマックスの廃止により、回避の期待値が上昇。とはいえ結局運任せには変わりない。
耐久を上げる積み技や回復技には乏しく、砂嵐自体のターン制限もあって発動機会は限定される。
すなかき
隠れ特性。砂下で素早さ倍増。こちらも天候依存だが、砂嵐でさえあれば確実に発動。
エースや足の速いサポート役として運用でき、でんじはも無効なので長所を妨害されづらい。
とはいえ素の素早さが低く、高速スカーフ持ちを抜くにはかなりの努力値を要する。詳細は型考察にて。
何かの理由で後手に回りたかったり、トリックルームを併用するのでなければ基本的にはこちらが優先。

技考察

物理技タイプ威力命中効果解説
じしん100(150)100-タイプ一致技。性能安定。ダブルでは味方を巻き込む。
10まんばりき95(142)95-タイプ一致技。ダブルでの単体攻撃やグラスフィールド用に。
じならし60(90)100素早さ↓100%タイプ一致技。ダブルでは味方を巻き込む。
ストーンエッジ10080急所ランク+1対飛行・虫。一致技との相性補完に優れる。
ドリュウズとの差別化要素としても。
いわなだれ7590怯み30%すなかきとあわせれば怯みを狙える。
がんせきふうじ6095素早↓100%追加効果が優秀。サポート用。
ダストシュート12080毒30%対草。フェアリーにも。高威力だが、命中不安。
ハバタクカミミミッキュには等倍。
どくづき80100毒30%使いやすい毒技。安定性を求めるなら。
きゅうけつ80100HP吸収貴重な回復技。サザンドララティオスクレセリアにも。
じごくづき80100音技封じ安定した悪技。
はたきおとす65/97100道具排除追加効果が優秀。
シャドークロー70100急所ランク+1草/ゴーストやエスパー/飛行に。
つばめがえし60必中-対草・虫。草/格闘や虫/格闘に。
こうそくスピン50100拘束解除
設置技排除
素早さ↑
サポート用。設置技対策。素早さも上げられる。
いかりのまえば-90-削り技。耐久型対策。
カウンター-100優先度-5高い物理耐久を活かして倍返し。
特殊技タイプ威力命中効果解説
テラバースト80<120>100解説参照テラスタル時にタイプ変化し、ランクも含めて攻撃が高い場合は物理技になる。
変化技タイプ命中解説
ステルスロック-サポート用。タスキ潰しやダメージ上乗せに。
すなあらし-特性の発動に。味方のすなおこしに頼るなら切っても構わない。
つるぎのまい-攻撃を強化。すなかきと併せて。
みがわり-変化技対策や、交代読みで。

テラスタル考察

タイプ主な技解説
すてみタックル解説
テラバースト対氷、草。火傷無効だが、水が一貫するため相性は微妙。
テラバースト氷と水半減だが、草が一貫する。
テラバースト対水。麻痺無効だが、元よりでんじはは無効。
テラバースト対水。粉技無効。氷が一貫する。
テラバースト地面+氷の攻撃範囲は良好だが、耐性が悪くなる。
けたぐり
テラバースト
対氷。
どくづき
ダストシュート
対草、妖。ゴリランダーなどを強く意識するなら。
じしん一致技を強化。
テラバースト氷が一貫する。
テラバースト解説
きゅうけつ
シザークロス
対草。
いわなだれ
ストーンエッジ
砂嵐時特防が上がるが、弱点は増え、水と草が一貫する。
シャドークローカイリューのしんそくなど、ノーマルタイプの技を無効に。
環境に多いハバタクカミにも。
テラバースト草と水半減だが、氷が一貫する。
はたきおとす
じごくづき
耐性をガラッと変えて切り返す。いたずらごころ耐性の獲得。
テラバースト草、氷半減。水も等倍にできるためかなり相性はいい。
習得技がイマイチなので、技を使いたいならテラバースト一択。
テラバースト解説
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。

型考察

すなかきアタッカー型

性格:いじっぱり/ようき
努力値:A252 S調整 残りH
持ち物:いのちのたま/チイラのみ/オボンのみ/きあいのタスキ
確定技:じしん/ストーンエッジorいわなだれ
攻撃技:どくづきorダストシュート/はたきおとす/じたばた
変化技:みがわり/つるぎのまい

ドリュウズとは物理耐久の高さ、耐性の違いで差別化。
始動役のバンギラスに対して繰り出されるかくとう・じめんに一致弱点を突かれない。
これらの物理アタッカーの前でつるぎのまいを積むことも可能。みずは一貫するので注意。
攻撃面ではストーンエッジを習得でき、ドリュウズのいわなだれの火力を僅かながら上回る。

とはいえ種族値は低めなので突破力に欠ける。
AはもちろんSにも振って抜き性能を上げたいところだが、速さを求めるならドリュウズに分があるため、
Sは調整程度に留めてHに厚く振る方が長所である耐久力を活かしやすい。

・素早さ調整目安

実数値(砂下)性格補正努力値通常時砂下
85(170)なし0最速ガブリアス抜き
92(184)なし524振り70族抜き最速115族抜き
103(206)なし140準速ラッキー抜き最速135族・準速150族抜き
113(226)なし220最速50族抜き準速スカーフサザンドラ抜き
117(234)なし252最速55族と同速最速スカーフ90族と同速
128(256)あり252準速スカーフエンニュート抜き

ステルスロックサポート型

特性:すなかき
性格:わんぱく
努力値:HBベースでS調整
持ち物:ゴツゴツメット/オボンのみ/ラムのみ/レッドカード
確定技:じしん/ステルスロック
攻撃技:がんせきふうじorストーンエッジ/こうそくスピン/カウンター/はたきおとす/いかりのまえば/がむしゃら

物理流しを兼ねつつステルスロックを撒いて後続をサポートする型。
ステルスロックといかりのまえばを両立するのはサンドパン・Aサンドパンカジリガメのみ。ただしディンルーが無効タイプの無いカタストロフィと両立できる。
自主退場技や流し技は覚えない。


相性考察

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対サンドパン

注意すべき点
物理耐久が高めで、すなかきやつるぎのまいで能力が倍増。
いわ・どく・ゴースト等のサブウェポンを持つアタッカーだけでなく、
ステルスロック・いかりのまえば・はたきおとす等でサポートもこなせる。
対策方法
砂や積み技が無ければ能力は低水準。特殊耐久が低いので、特殊技で弱点を突けるとよい。
天候を上書きできるペリッパー、砂下でも先制できるゴリランダーやSブースト型テツノツツミ等が有利。いずれもサブウェポンには注意。
じわれが無いので積み技無効のてんねんヌオーヘイラッシャならまず撃ち負けない。

外部リンク