ドラミドロ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

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バトルの考察よりも育成論の記述が多くなり実態に合っていないという理由により、
サイト名をポケモン対戦考察まとめWikiからポケモン育成考察Wikiに変更しました。
今後はポケモン育成考察Wikiをご利用ください。


ドラミドロ

No.0691 タイプ:どく/ドラゴン
通常特性:どくのトゲ(接触技を受けると30%の確率で相手をどく状態にする)
     どくしゅ(接触技で攻撃した相手を30%の確率でどく状態にする)
隠れ特性:てきおうりょく(自分の使うタイプ一致技の威力が1.5倍でなく2倍になる)
体重:81.5kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
妖等倍鈍足特殊竜HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ドラミドロ6575909712344494どくのトゲ/どくしゅ/てきおうりょく
Hヌメルゴン8010010011015060600そうしょく/シェルアーマー/ぬめぬめ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)こおり/じめん/エスパー/ドラゴン
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/でんき/かくとう/どく/むし
いまひとつ(1/4)くさ
こうかなし---

第六世代出身のどく×ドラゴン複合。同複合は禁止級のムゲンダイナのみ。
てきおうりょくによる高火力と、ドラゴン無効のフェアリーどく技で一致弱点を突ける優れた一貫性が魅力。
特殊技の火力は毒としてはテツノドクガを上回りトップ、ドラゴンとしてもタケルライコより高くレジドラゴに次ぐ。
特防も高めで特殊アタッカーとの撃ち合いに強く、特殊重火力アタッカーとして運用されるケースが多い。
多耐性・多弱点・鈍足といった要素から、居座るよりもサイクル戦向き。

ただしその火力はてきおうりょくが前提。元の特攻・攻撃は並程度なのでサブウェポンについては火力不足に陥りがち。
一致双方に無効相性が存在しているのもあって、サイクル戦に適性がありつつも無償降臨を許しやすいのが難。
特に一致技の通りが悪いはがねへの有効打がテラバーストを除けば命中不安なきあいだま、威力不足のマッドショットしか無い。

第九世代の新要素とは全体的に相性が良好で、まずダイマックスの廃止で強引に耐えきられる機会が減少。
技方面では前述のマッドショットの他にアシッドボムを習得し、特殊受けを強引に突破する手段を獲得。
当初は剥奪されていたクイックターン、ねっとうを碧の仮面で再習得しており、小回りや妨害が少し利きやすくなった。
藍の円盤ではヘドロウェーブを再習得、拘束技のうずしお、ダブルでは相手全体攻撃のだくりゅうも新規習得し、着実に強化されている。

これまで同速のポケモンが(進化前を除き)存在しなかったが、第九世代でカミツオロチが登場。
ただ少し上にディンルー(S45)やマリルリ(S50)等がいる為、素早さ調整先についてはそれらのポケモンを意識することになるか。

また、テラスタル中はてきおうりょくの対象タイプが変化。元々サブウェポンの範囲は広めなので役割対象が一変する。
ただしテラスタルすると元のタイプについては失うため、てきおうりょくが適用されるタイプの数は減ることを忘れずに。

物理型、及びクズモーの考察はノートにあります。



特性考察

どくのトゲ
接触攻撃を受けた場合に3割の確率で相手を毒状態にする。
確実性に欠ける上毒or鋼タイプや毒無効特性のポケモンには効果がない。
誘う弱点技の氷・地面・エスパー技はいずれも非接触技が多く、鋼タイプを強く呼び寄せることも考えるとミスマッチなので、基本的に候補外。
どくしゅ
接触攻撃時に3割の確率で相手を毒状態にする。
どくのトゲ同様確実性がない上に猛烈に鋼タイプを呼ぶポケモンであるため発動機会は極めて限定的。
A種族値が低い上習得可能な接触物理技の威力も全体的に低いので選択する利点も薄く、こちらも基本的に候補外。
てきおうりょく
隠れ特性。タイプ一致技の倍率が1.5倍から2倍に上昇。倍率はいのちのたまを僅かに超える。
デメリット無しで高い火力を得られ、他の特性が微妙なこともあって基本的にこの特性を選択。
テラスタル中は元のタイプは失われるため、本来の一致技の威力は適用外となり通常通りの1.5倍になる。
代わりにテラスタイプと一致する技の威力が2倍になる他、元からの一致補正も重なると2.25倍に変化する。
特性コピーや書き換えには注意。サーナイトにトレースされるとサイコキネシスが確2からぴったり確1になる。
テラスタル時のダメージ倍率一覧
テラスタル竜技毒技竜・毒以外
なし2倍2倍1倍
2.25倍1.5倍1倍
1.5倍2.25倍1倍
竜・毒以外1.5倍1.5倍2倍

技考察

特殊技タイプ威力
[適応力]
命中効果解説
ヘドロウェーブ95(142)
[190]
100毒10%タイプ一致技。ダブルでは周囲全体攻撃。
ドラゴン技同様半減でも削りが狙えるが、鋼タイプに無効化される。
ヘドロばくだん90(135)
[180]
100毒30%タイプ一致技。追加効果発生率では勝る。
ベノムショック65/130
(97/195)
[130/260]
100-タイプ一致技。状況限定だが毒技最高火力。どくどくやどくびしとあわせて。
アシッドボム40(60)
[80]
100特防↓↓100%タイプ一致技。変化技感覚で使う。
りゅうせいぐん130(195)
[260]
90特攻↓↓タイプ一致技。超火力だが連発には向かない。撃ち逃げ向き。
半減でも等倍きあいだま以上の威力。
りゅうのはどう85(127)
[170]
100-タイプ一致技。性能安定。りゅうせいぐんとの両採用もあり。
ハイドロポンプ11080-対岩・地面。鋼にも等倍。命中難。
なみのり90100-ハイドロポンプと選択。命中安定。ダブルでは周囲全体攻撃。
ねっとう80100火傷30%威力は物足りないが、物理の繰り出しにリスクを負わせられる。
かみなり11070麻痺30%水・飛行に抜群で鋼にも等倍。鋼+水or飛行の並びに一貫。雨と合わせて。
10まんボルト90100麻痺10%かみなりと選択。命中安定。
きあいだま12070特防↓10%鋼対策として十分な威力を持つが、命中率が低い。
これだけでは飛行との複合やサーフゴーが辛い。
シャドーボール80100特防↓20%対ゴースト・エスパー。鋼にも等倍で通る。
こごえるかぜ5595素早↓100%追加効果が優秀。鈍足なため自身への恩恵は少なめ。後続サポートに。
ダブルでは相手全体攻撃。
テラバースト80<120>
[160]
100タイプ変動テラスタル時にタイプ変化し、ランクも含めて攻撃が高い場合は物理技になる。
物理技タイプ威力
[適応力]
命中効果解説
ダストシュート120(180)
[240]
80毒30%タイプ一致。高威力・命中難。非接触。
妖は防御の低い相手が多いので、特殊型でも採用の余地あり。詳細は下記。
ドラゴンテール60(90)
[120]
90優先度-6
相手交代
タイプ一致。積み技対策や、どくびしとあわせて。
クイックターン60100自分交代鈍足を活かして後攻交代に。威力は低い。
変化技タイプ命中解説
どくどく90
(必中)
耐久型対策。自身のタイプにより必中。
どくびし-設置技。ベノムショックやドラゴンテールとあわせて。
くろいきり-起点回避技。相手の積みとりゅうせいぐんでのCダウンをまとめてリセットできる。
+  採用率の低い技
ダストシュートの採用について
※こだわりメガネ、いのちのたまの場合はヘドロばくだんでも事足りるため、採用する場合はれいせいかとつげきチョッキや回復アイテム等を持たせる場合に。
  • 防御<特防のフェアリーを意識する場合、ダストシュートの採用はアリ。
    りゅうせいぐんのCダウンを気にせず撃てるのも強み。
    ニンフィアがH振りの場合、ヘドロばくだんはC特化でも特性込みで確2だが、ダストシュートなら無補正無振りでも特性込みで確1。
  • H振りマリルリはC特化ヘドロばくだんで確1なので、基本的にダストシュートでの確定数を考慮する必要はない。
    ただし、とつげきチョッキ対策として敢えて物理で攻める場合、努力値を振らないと耐えられる可能性が高い。
    H振りマリルリに対してダストシュートはA60振り特性込みで50%の乱1、A148振り特性込みで確1となる。

テラスタル考察

以下の記述はてきおうりょく前提とする。

タイプ主な技解説
ヘドロばくだん
ヘドロウェーブ
アシッドボム
適応力で2.25倍。格闘受けを維持するなら。
最大火力は落ち、火力は「テラス毒ヘドロウェーブ>てきおうりょく喪失りゅうせいぐん」となる。
りゅうせいぐん
りゅうのはどう
ドラゴンテール
適応力で2.25倍。役割関係を維持しつつ元々強力なドラゴン技を更に強化。
フェアリーが弱点になる点は注意。
はかいこうせん
テラバースト
解説
テラバースト鋼タイプへの打点として。
ハイドロポンプ
なみのり
ねっとう
クイックターン
適応力で2倍に。苦手な地面や鋼を高火力で吹き飛ばせるので好相性。
かみなり
10まんボルト
弱点が地のみに。麻痺無効。
テラバースト粉技無効。地面が半減になるが、氷が一貫する。
こごえるかぜ
テラバースト
じめんドラゴン。弱点は多い。
きあいだま
テラバースト
いわこおりはがね
マッドショット
テラバースト
はがね。氷が一貫する。
テラバースト地面を無効化。氷は一貫する。
テラバースト解説
テラバースト地面を半減し氷も等倍。
テラバースト解説
シャドーボール解説
テラバーストいたずらごころ耐性の獲得。
テラバースト弱点のうち地面以外が半減になる。
テラバースト解説
ステラテラバーストてきおうりょくがどの技にも乗らなくなるので候補外。

型考察

特殊アタッカー型

特性:てきおうりょく
性格:ひかえめ/れいせい(トリルorダストシュート採用時)
努力値:HCベースにA調整 (性格ひかえめの例 H244 C252 BorD12) (いのちのたまの場合 H228 C252 BorD28)
持ち物:こだわりメガネ/とつげきチョッキ/きあいのタスキ/いのちのたま/じゃくてんほけん
確定技:りゅうせいぐん/ヘドロウェーブorヘドロばくだん
選択技:きあいだま/りゅうのはどう/シャドーボール/ハイドロポンプorなみのり/かみなりor10まんボルト/ダストシュート/アシッドボム/テラバースト
変化技:ねごと/くろいきり

耐性を活かして有利な相手に繰り出し、一致技を中心に高火力で負荷をかける。
毒技の存在によりドラゴン技読みのフェアリーは呼びづらい一方、鋼タイプを強烈に呼ぶ。
半減りゅうせいぐん>等倍サブウェポンなので、撃ち逃げの場合は相手の後続に鋼タイプがいても基本的にドラゴン技を撃ったほうがよい。

タイプ一致技が1.5倍→2倍とはいえ、特攻種族値は低く抜群範囲も狭いので基本はこだわりメガネなどの火力アップアイテムを持たせたい。
鈍足で被弾回数がかさみやすいため、とつげきチョッキを持たせて特殊への繰り出し回数を確保するのもあり。

サブウェポンは特定のポケモンや並びに対しての採用となる。
その中でもきあいだまは一致技の通りにくい鋼に通るため他より優先度が高い。
その他はどうしてもピンポイントになりやすいためパーティの呼ぶ仮想敵に合わせて選択すること。
草への後出しを想定するならねごとを覚えさせるのも良い。

+  すばやさ調整について

相性考察

地面無効の鋼タイプとの相性が良い。悪・ゴーストが一貫するので、3体目に悪タイプやプクリン等が欲しいところ。
鋼を処理できるポケモンも好相性だが、炎とは地面、格闘とはエスパーが一貫するので注意。

ふゆうドータクン
ドラミドロの弱点をドータクンが全て半減以下にでき、ドータクンの弱点の炎にドラミドロが強い。
さらにドータクンのトリックルームで、素早さの低いドラミドロをサポートできる。
ただしかたやぶりのじしんには共に弱点を突かれる。
アーマーガア
ドラミドロの氷以外の弱点を全て半減以下に。一方ドラミドロはアーマーガアの苦手な炎や電気に耐性を持つ。
またドラミドロに後出しされやすい鋼タイプやフェアリータイプにも高威力ボディプレスもしくは一致鋼技で圧力をかけられることもあり、サイクル有利に持ち込みやすい。
ミラーアーマーにより能力ダウンを受け付けないのも便利。
どしょくミミズズ
ドラミドロの弱点をミミズズが全て半減以下に、ミミズズの弱点をドラミドロが全て半減以下にできる。
ドラミドロは特殊受け、ミミズズは物理受けと役割分担ができる。
ドータクン同様かたやぶりのじしんには注意。

対ドラミドロ

注意すべき点
特性てきおうりょくにより一致技の威力が高い。特にりゅうせいぐんは脅威的。
毒複合なのでフェアリーも出しづらい。
特防が高く4倍弱点も無いため、特殊技では弱点を突いても一撃で落とせず返り討ちにあうことも。
対策方法
鋼タイプなら一致技を両方半減以下に抑えられる。
サーフゴーならきあいだまも無効だがこちらからの明確な有効打も無く、後攻メガネりゅうせいぐん等で処理されてしまうこともある。
防御は低く鈍足なのでガブリアス等で上から弱点を突くのが手っ取り早く安全。
特殊エスパーはサイコキネシスを耐えられてしまうのでサイコショックが必要。

外部リンク