ムゲンダイナ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

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ムゲンダイナ

No.0890 タイプ:どく/ドラゴン
特性:プレッシャー(受けた技のPPを1多く減らす)
体重:950.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
禁伝高速特殊竜HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ムゲンダイナ140859514595130690プレッシャー
ミライドン
(エンジン+全振り)
10085100135
(197※)
115135670ハドロンエンジン

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)じめん/こおり/ドラゴン/エスパー
いまひとつ(1/2)みず/でんき/ほのお/むし/かくとう/どく
いまひとつ(1/4)くさ
こうかなし---

第八世代第3の禁止伝説であり、3系統目のどくドラゴン。禁止伝説では初となるどくタイプである。
近年の伝説ポケモンでは珍しく特性がプレッシャーである。その代わりか合計種族値はフォルムチェンジをしない禁止級の中では最も高い690で、配分の無駄も少ない。特殊攻撃面に偏重しているため、良くも悪くも戦術がハッキリしている。

  • アタッカー型
    素早さは130族であり、現環境の禁止級ではコライドンミライドンに次ぐ速さ。
    C145からの連発可能な専用のドラゴン軸として、フェアリー相手は一致毒技、はがねにはサブウェポンのほのお技があるので補完にも優れている。
    現環境のどくタイプでは最速であり、対面性能も高い。
  • 耐久型
    禁止伝説級としては並のBDだが、HPの高さによって総合耐久指数は同条件レジギガス(HBD110)を僅差で上回っている。
    S130からの先手コスモパワーにより実際は数値以上に固い。じこさいせい、必中どくどく、特性プレッシャーなどの要素が噛み合い非常に堅牢。
    耐性7と多めなので、サイクル適正も低くない。

アタッカー、耐久型どちらもより上の相手はいるもののそれでも高水準で、初見ではまずどちらか見破られない点も強み。
読み違えると1匹でPTを崩壊させられることも珍しくない。

ただし同期のザシアン(剣王)は一致技双方を無効にしてくる厄介な相手。
耐久無振りの場合、無補正A振り+攻撃1段階上昇のサイコファングが確2。こちらはかえんほうしゃで耐久無振りザシアンを確2。
Sで上を取られているため、つるぎのまいの起点にされてしまうとそのまま全抜きを許しかねない。
幸いこちらは持ち物が自由なので、そこで相手の計算を狂わせたい。
他、先述のコライドン・ミライドンに加えテツノツツミパオジアンといった自身よりさらに速い天敵が増えている為、前世代と比べより慎重な運用が求められるようになった。

なおHPの高いポケモンの例に漏れず、耐久に振る場合はHPよりBDに振った方が硬くなる場合がある。
例として、CorSに252振った余りを耐久に振る場合、H180B36D36(C4orS4)で振ると一番効率が良い。

第九世代ではほのおのうず、だいもんじを習得。耐久型に磨きがかかったが、じこさいせいのPPは5に下がっているので注意。くろいヘドロ(orたべのこし)と併用したい。
マジカルフレイムは没収。またムゲンダイビームは技自体が消滅した。
碧の仮面ではじゅうりょく、メテオビームを新規習得した。前者は後続に対して地面の一貫性を上げてしまうデメリットが大きく、使い勝手は良くない。



特性考察

プレッシャー
第2特性と隠れ特性は無く、これのみ。相手から受けた技のPPを1多く削る。
アタッカー気質のムゲンダイナだが耐久も十二分に高く、多耐性、4倍なし、コスモパワーなどの存在から相性は良好。
禁止級ではメインウエポンに最大PP8の専用技を採用しているポケモンが一定数いる点も利用価値を底上げしている。
アタッカーでも特性の発動順によるスカーフ判定に使えるため、腐りにくい。

技考察

特殊技タイプ威力命中効果解説
ダイマックスほう100(150)100-一致技。第九世代では追加効果なし。性能安定。
アンコール無効、ねごとで選ばれない、さいはいで出せないという特殊な仕様あり。
「ほう」と付くがぼうだんには無効化されない。
りゅうせいぐん130(195)90C↓↓一致技。撃ち逃げ用。瞬間火力を求める場合に。
ヘドロばくだん90(135)100毒30%一致技。対妖。毒発生率が高め。
ヘドロウェーブ95(142)100毒10%一致技。ダブルでは味方を巻き込むので要注意。
かえんほうしゃ90100火傷10%鋼に通るサブウェポン。
だいもんじ11085火傷10%対鋼。かえんほうしゃと選択。マジカルフレイムは没収。
ほのおのうず3585拘束有利な相手を拘束し定数ダメージ。どくどくと併せて。
シャドーボール80100特防↓20%対超霊。ミュウツー黒馬バドレックスに刺さる。こだわり型用。
ラスターカノン80100特防↓10%対岩。複合のフェアリーにも。こだわり型用。
ソーラービーム120100溜め攻撃対水地面。味方のコライドンひでりとあわせて。
メテオビーム12090特攻↑
溜め攻撃
自主的にCを上げる唯一の手段。パワフルハーブとの併用が前提。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル後は自身のテラスタイプに変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
物理技タイプ威力命中効果解説
ドラゴンテール60(90)90優先度-6
相手交代
一致流し技。起点化回避。どくどくやどくびしとあわせて。
ザシアンなどのフェアリーには無効。
変化技タイプ命中解説
どくどく90
(必中)
厄介な特殊受けに。
どくびし-サポート用。鋼や飛行、ふゆうに無効化され、毒タイプに解除される。
じこさいせい-回復技。どくどくとセットで耐久型に。
コスモパワー-元々高めな耐久をさらに引き上げる優秀な積み技。
こうそくいどう-素早さ二段階上昇。ミュウツーの様に先手を取られたら確一を取られ得る相手が来る前に使う。
リフレクター-サポート用。物理半減。ダブルでは2/3。速いので使いやすく後続にも生きる。
ひかりのかべ-サポート用。特殊半減。ダブルでは2/3。速いので使いやすく後続にも生きる。
じゅうりょく-サポート用。5ターンの間全員の回避率を下げ、地面に下ろす。
後続に地面が一貫しやすくなるデメリットもあり、使い所は慎重に選びたい。

テラスタル考察

耐久型でテラスタルを採用する場合、毒以外になるとくろいヘドロでダメージを受けるようになる点を忘れずに。

タイプ主な技解説
テラバースト解説
だいもんじ
かえんほうしゃ
ほのおのうず
耐性の半分近くを維持しつつ氷・フェアリー耐性を獲得し炎技を強化するが、地面が一貫する。
テラバースト対地面。氷半減。
テラバースト麻痺無効。地面が一貫する。
ソーラービーム
テラバースト
粉技無効。地面半減だが、氷が一貫する。
テラバースト対地面。
テラバースト対氷。エスパーが一貫する。
ヘドロウェーブ
ヘドロばくだん
タイプ一致技の強化。耐性の多くを失うがフェアリーが半減になる。
テラバーストテラバーストでヒードランに4倍弱点を突ける。耐性は微妙に。
テラバースト地面無効。氷が一貫する上に読まれやすい。
テラバースト解説
テラバースト対エスパー。地面半減。
メテオビーム
テラバースト
対氷。地面が一貫する。
シャドーボール対エスパー。
りゅうせいぐん
ダイマックスほう
タイプ一致技の強化。地超弱点を消しながら耐性の多くを維持するが、フェアリーが抜群に。
テラバースト対エスパー。いたずらごころ耐性の獲得。
ラスターカノン弱点の多くを耐性に変えるが、地面が一貫し炎格闘が抜群に。
テラバーストドラゴンに切り返すテラスだが、鋼が厳しくなる。
ステラテラバースト素の耐性を維持しつつ各タイプの技を1回ずつ強化。

型考察

特殊アタッカー型

特性:プレッシャー
性格:おくびょうorひかえめ
努力値:CS252
持ち物:こだわりメガネ/こだわりスカーフ/パワフルハーブ/いのちのたま/半減実/とつげきチョッキ
確定技:ダイマックスほうorりゅうせいぐん/ヘドロばくだん/かえんほうしゃorだいもんじ
選択攻撃肢:シャドーボール/ラスターカノン/テラバースト(地面・フェアリー・ステラなど)
選択変化技:こうそくいどう/みがわり/まもる/じこさいせい/どくどく

種族値に沿ったアタッカー型。
禁止級ではトップクラスの素早さを活かすため、Sにはできる限り振っておきたいところ。

技構成は一致技と補完の炎技は確定。
だいもんじにしておけば、C特化メガネでH振りザシアンがピッタリ確1に出来るようになる。
その他はメガネ型で対ミミッキュの確定数が変わるシャドーボールやラスターカノン、こだわりアイテム以外なら場持ちを良くするじこさいせい等が候補。

ちなみに臆病HP44 C212 S252で、自身のダイマックスほうが確2になる。
スカーフメタモンにコピーされてもメタモンのダイマックスほうを耐えつつ自身のダイマックスほうで返り討ちにできる。
メタモン対策としては効果的な一方で、火力アップアイテムを持てないので突破力が下がるなど、不利になる相手も増えてしまうので注意。
メタモン対策であれば、控えめC特化でとつげきチョッキ等も考えられる。

耐久型

特性:プレッシャー
性格:ずぶとい/おだやか/おくびょう
努力値:H204or196 + B252orD252orS252
持ち物:くろいヘドロorたべのこし(テラスタルでどくタイプを消す場合)
確定技:コスモパワー/じこさいせい/どくどく/かえんほうしゃorほのおのうず

コスモパワーで要塞化しながら、どくどくで相手を削り切る耐久型。
努力値は大別して耐久振りか、上からコスモパワーを積むためのS振りの二択。
Hはヘドロを持たせるため、16nもしくは16n+1で調整したほうが効率が良くなる。

弱点はメジャーながらも4倍弱点がないため、一度積んでしまえば簡単には落とされない。
じこさいせいで受け切れれば、プレッシャーでPP切れも狙える。
毒の効かない鋼は炎技で対策する。遂行速度を速めるかえんほうしゃか、新規習得のほのおのうずの選択。

最大の強みは、行動するまでアタッカー型とは全く見分けがつかず、しかし対策は全く異なること。
積み技やちょうはつは耐久型対策としては効果的だが、アタッカー型だった場合に自殺行為となる。
しかしアタッカー対策でメタモンなどが来れば、耐久型にとっては格好の起点となる。
相手視点では、形が判明するまで迂闊な対策行動をとりにくく、
その隙にコスモパワーやどくどくを入れてしまうことで、その後を有利に立ち回ることができる。

欠点は遂行速度の遅さ。
つるぎのまいやわるだくみ等の積み技に対しては炎弱点でもない限り分が悪く、上から一致弱点で殴ってくる相手も増えた。
また汎用的な耐久型対策のこだわりトリック、ちょうはつ等にも弱い。
積み耐久型の宿命として、急所による事故も怖い。

環境に応じて、コスモパワーを切ってダイマックスほうを採用したアタッカーとの複合型も視野に入る。

先発サポート型

特性:プレッシャー
性格:おくびょう
努力値:S252 + C252 or H184 B36 D36
持ち物:ひかりのねんど/くろいヘドロ/オボンのみ/だっしゅつパック
確定技:リフレクターorひかりのかべ(両立可)
優先技:どくどくorどくびし(両立可)
攻撃技:ドラゴンテール/ダイマックスほうorりゅうせいぐん/かえんほうしゃ
選択技:じこさいせい

禁止級の数の制限のない6vs6などで使える型。
高い素早さと安定した耐久から、壁を展開する。
必中どくどくと、禁止級では珍しいどくびし習得も特徴。
禁止級には少ないが、浮いていないどくタイプはどくびしを解除してくるので注意。相手のムゲンダイナには警戒したい。

一致技はどちらも無効タイプがあるため、1ウェポンの場合には炎技も選択肢。
起点回避はドラゴンテールorりゅうせいぐん+だっしゅつパック。
ただし、どちらもフェアリーには無効で、だっしゅつパックはいかく等で発動してしまうなど若干不安定。


相性考察

地面無効の鋼タイプとの相性が良い。悪・ゴーストが一貫するので、3体目に悪タイプやプクリン等が欲しいところ。

  • ふゆうドータクン
    ムゲンダイナの弱点をすべて補うことができる。
    相手のトリックルームを切り返すのにも有用。
    特性かたやぶりのじしんには注意。
  • アーマーガア
    氷技が一貫するが、それ以外では文句の無い組み合わせ。

対ムゲンダイナ

注意すべき点
伝説ポケモンの高ステータスをバランス良い種族値に仕立てた特殊アタッカー。
ダイマックスほうにヘドロばくだん、かえんほうしゃと技数は少ないものの、最低限の攻撃範囲を揃えている。
高い素早さ、耐久値からのコスモパワー、じこさいせい、どくどくなど耐久型に適した技を多く覚え、対策ポケモンがいなければほぼ詰んでしまう。
初見ではアタッカー型・耐久型のどちらかを判別しづらく、読み違えが敗北に繋がる可能性が高い。
対策方法
より素早さの高いドラパルトやトリックルームで先手を取る。幸いにも先制技は無い。
はがねタイプのポケモンではかえんほうしゃで痛手を負いがちなので、オッカのみで対策を。
アタッカー型には黒馬バドレックスの一致エスパー技なども有効。
コスモパワーなどの耐久型は役割遂行速度が遅く、ダイマックスほうやヘドロばくだんを切っていることも多い。
落ち着いてちょうはつやトリックなどの耐久型対策を。ランドロスなどの積みの起点にしてしまうのもアリ。
+  対策可能な禁止伝説ポケモン(一例)
+  対策可能な一般ポケモン

外部リンク