レジエレキ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

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バトルの考察よりも育成論の記述が多くなり実態に合っていないという理由により、
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レジエレキ

No.0894 タイプ:でんき
通常特性:トランジスタ(でんきタイプの技を使う時、攻撃と特攻が1.3倍になる)
体重  :145.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
高火力準伝電気HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
レジエレキ
(252振り特性換算)
80100
(145)
50100
(145)
50200580トランジスタ
霊獣ボルトロス791057014580101580ちくでん?

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)じめん
いまひとつ(1/2)でんき/はがね/ひこう
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

第八世代で追加されたレジ族のでんき担当。ドラゴン担当のレジドラゴと対の関係。
種族値にして200という圧倒的な素早さが特徴で、前世代から引き続き全ポケモン最速。
無補正無振りの状態で最速剣王ザシアンと同速、150族の最速マルマインリージョン含む)、黒馬バドレックスも、素早さに20振るだけで易々と抜き去ってしまう。
そのため育成の際はスカーフ持ちや、テツノツツミハバタクカミのSブースト等をどこまで意識するかで調整することになる。

一方で耐久が低く、攻撃面も数値上は物足りないが、専用特性のトランジスタ?の効果により、でんき技に限り凄まじい火力を発揮する。
ただし、代償としてサブウェポンがほかのでんきタイプにも輪をかけて少なく、ほとんどノーマルひこうのみという恐ろしい狭さ。
当然それらのタイプにはトランジスタ?が乗らないため、サブウェポンを切り捨ててでんき一本に絞るケースも多々ある。
じめんに対しては基本的に退くしかなく、耐久も低いのでたとえ半減であっても受け出しは難しい。

じめんに対する脆さを逆用し、相手の選出を縛る性能も高い。両壁を張ることもできるため、対面からなら耐久も補強できる。
元々技枠が余りがちのため、サポーターを兼ねた運用も視野に入る。
専用技のサンダープリズンは拘束技としては破格の威力。地面に注意する必要はあるが、両壁と併せて起点作成も可能。

第九世代ではダイマックスが廃止。元々その尖った性能を更に尖らせる技しかなかったため、影響はあまり大きくない。
一方で、元の倍率的にエレキフィールドや下記の要素と相性が良すぎるからなのか、トランジスタの倍率が1.5倍から1.3倍に低下。
これにより性格補正なしの場合、特攻全振りでも10まんボルトでH振りヘイラッシャに確1をとれないなど、影響力は大きい。
また、高耐久地面タイプディンルーも新たな難敵として登場している。
新要素のテラスタルは、耐久性を上げるよりも、一致技の火力を高めたり、テラバーストと組み合わせて狭い技範囲を広げる用途で使うのが基本。
補完を考えると、ほかの電気と同様にこおりと相性が良い。
しかし相手側にも同様のことが言え、こちらがテラバーストを採用していない場合、本来有利な対面でもじめんに変わられただけで退くしかなくなる。
今作ではじめんタイプの使用率がかなり高く、不意のテラスタルまで含めるとでんき技の通りが悪い環境であるため、特にでんき技の依存度が高い本種はかなりの痛手となっている。

技方面では、テラバースト以外だとそのピーキーな火力を更に高めるチャージビームを習得。
使う暇は少ないが、有利対面からなら交代読みで決定力を高めるのも可能になった。もちろんじめんやちくでん?等、無効耐性を持つ相手がいる場合は注意。
条件付きながら最大火力だったライジングボルト、数少ないサブウェポンのダメおしは失った。



特性考察

トランジスタ
第二特性や隠れ特性はなく、これのみ。
特性の説明文では「電気タイプの技の威力が上がる」とあるが、正確には「でんきタイプの技使用時、攻撃と特攻が1.3倍になる」効果を持つ。
攻撃・特攻共に種族値100という平均レベルの数値であるが、
いずれかに252振りした際の特性発動時のでんき技の火力は種族値145相当と、霊獣ボルトロスに並ぶ。
この特性により、電気技限定だが高火力を叩き出せる。
電気の一貫が取れている場合はごり押しが可能になる、単純ながら強力な特性である。

技考察

※電気技の()内威力表記は一致補正とトランジスタ?補正込み

特殊技タイプ威力命中効果解説
サンダープリズン80(156)90拘束ダメージタイプ一致専用技。
4~5ターンの間、ターン終了後最大HPの1/8のダメージを与え拘束する。
やや命中不安。ゴーストは拘束できないので注意。
10まんボルト90(175)100麻痺10%タイプ一致技。性能安定。
かみなり110(214)70麻痺30%タイプ一致技。高威力だが命中不安。雨下で必中。
エレキボール20-150
(39-292)
100S比で威力変化タイプ一致技。素早さが高いので高威力を出しやすい。詳細は後述。
最速なら無振72族以下の相手に威力120。こうそくいどうとのコンボも。
ボルトチェンジ70(136)100自分交代タイプ一致技。殆どの相手に対して先制で交代できる。
こだわりアイテムと相性がいい。
チャージビーム50(97)90特攻↑70%タイプ一致技。追加効果の発生に期待。
エレキネット55(107)95素早さ↓100%タイプ一致技。サポート向け。ダブルだと相手全体攻撃。
げんしのちから60100全能力↑10%貴重なサブウエポンだが、威力は低い。
はかいこうせん15090行動不可数少ない特殊のサブウェポンだが、行動不能が痛いので優先度は低い。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
物理技タイプ威力命中効果解説
サンダーダイブ100(195)95外すと反動タイプ一致技。威力は高いが、外すと反動がワイルドボルト以上に痛い。
じめんタイプやまもる、でんき無効の特性にも注意。
ワイルドボルト90(175)100反動1/4タイプ一致技。反動が痛い。
アクロバット55/110100持ち物なしで
威力2倍
貴重な物理サブウェポン。持ち物+技のコンボと併せて。
いやなおと+のどスプレー、エレキフィールド+エレキシードなど。
しんそく80100優先度+2ほかの先制技より速い先制技。タスキやがんじょうで耐えた相手の追撃に。
ダブルではトルネロスの死に際のおいかぜを許さずにトドメを刺せる。
こうそくスピン50100トラップ解除
拘束解除
自身S↑
タスキ潰し&サポート用だけでなく、エレキボールの威力補助にも。
だいばくはつ250100自分瀕死大ダメージを与えつつ退場。
変化技タイプ命中解説
リフレクター-サポート用。味方の物理耐久を強化。
ひかりのかべ-サポート用。味方の特殊耐久を強化。
でんじは90サポート用。電気や地面、ひらいしん等には無効。
エレキフィールド-サポート用。火力を底上げしたい時や、後続の未来パラドックスのサポート、催眠技の予防などに。
でんじふゆう905ターンの間だけ弱点がなくなる。
かいでんぱ90サポート用。ひかりのかべと選択。
こうそくいどう-エレキボール採用時に候補。最大威力を出せるラインを引き上げる。
いやなおと85サポート用。音技なのでのどスプレー対象。
地面タイプへの交換読みで出せれば、だいばくはつで無理矢理持っていくことも可能。
エレキボールの威力について
相手よりすばやさが速いほどダメージが大きい。自分のすばやさと相手のすばやさの倍率によって威力が決定される。
1倍未満…威力40
1倍以上2倍未満…威力60
2倍以上3倍未満…威力80
3倍以上4倍未満…威力120
4倍以上…威力150

ジャイロボールの対となる技だが、高威力を出すのに求められるすばやさの水準は高く採用されることは少ない。
ただし、規格外のすばやさを持つレジエレキなら話は別。鈍足ポケモン相手には10まんボルトを超える威力120以上で撃つことができる。
こうそくスピンやこうそくいどうを採用することで高威力で撃てる範囲もさらに拡張できる。
通常時に採用したい場合は他電気技と両立し使い分けするのが無難。

威力40/60威力80威力120威力150
レジエレキ速度1/2倍以下1/3倍以下1/4倍以下
最速+2(554)277184(最速116族)138(準速86族)
準速+2(504)252168(最速101族/準速116族)126(準速74族)
無振+2(440)220146(最速81族/準速94族)110(準速58族)
最速+1(415)207(最速136族)138(準速86族)103(無振り83族)
準速+1(378)189(最速120族)126(準速74族)94(無振り74族)
無振+1(330)165(最速98族)110(準速58族)82(無振り64族)
最速(277)138(準速86族)92(無振り72族)69(無振り48族)
準速(252)126(準速74族)84(無振り64族)63(無振り43族)
無振(220)110(準速58族)73(無振り52族)55(無振り35族)

テラスタル考察

タイプ主な技解説
だいばくはつ
しんそく
高性能な技を覚えるので、威力強化のために切る価値はある。
テラバースト草に強くなるが、地面は一貫する。火傷無効。
テラバースト対地面。
サンダープリズン
10まんボルト
エレキボール
ワイルドボルト
一致技の強化。
テラバースト対地面。粉技無効。
テラバースト電気との相性補完に優れるが、耐性が壊滅的。
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト対電気。
アクロバット
テラバースト
弱点のじめんを無効にする。
テラバースト解説
テラバースト解説
げんしのちから
テラバースト
地面が一貫する。
テラバースト解説
テラバーストドラゴンへの奇襲用。氷でいい。
テラバーストいたずらごころ耐性の獲得。
テラバースト解説
テラバーストドラゴンへの奇襲用。4倍意識でなければ氷でいい。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。

型考察

アタッカーベース型

特性:トランジスタ
性格:ひかえめorいじっぱりorおっとりorさみしがりorうっかりやorやんちゃ
努力値:C252orA252 S調整 残り耐久
持ち物:いのちのたま/こだわりメガネ/きあいのタスキ/じしゃく
確定技:10まんボルトorサンダープリズンorかみなりorワイルドボルト
選択物理技:だいばくはつ/しんそく
選択特殊技:ボルトチェンジ/テラバースト
選択変化技:リフレクター/ひかりのかべ/エレキフィールド
テラスタイプ:電気/氷/ノーマル

特性による超火力のでんき技で相手に負担をかけていくことに重点を置いた型。
ただし技範囲がかなり狭いので、攻撃技のみだと技スペースがあまりがち。
でんきを止めてくる相手と鉢合わせた時に取れる行動として、退場技や変化技をひとつ持っておくといい。
序盤にほかのポケモンででんきを止めてくる相手を処理できたなら、中盤~終盤におけるフィニッシャー役としても活躍が見込める。
AC両方に振って物理受け/特殊受けのどちらが出てきても対応できるようにするのもありか。

先発壁張りサポート型

特性:トランジスタ
性格:ようきorせっかちorむじゃき
努力値:S252 耐久調整 or A252 S252 or C252 S252
持ち物:ひかりのねんど/きあいのタスキ
確定技:リフレクター/ひかりのかべ
優先技:ボルトチェンジorだいばくはつ
選択技:でんじは/サンダープリズン/10まんボルト/ワイルドボルト

全ポケモン最速の速さから裏をサポートする壁張り型。
自主交代or退場手段として、だいばくはつとボルトチェンジの優先度は高い。
手っ取り早くエースに繋ぎたい場合は前者、再度壁展開を狙ったり去り際に大ダメージを与えたいなら後者を選択。
だいばくはつ+攻撃技の構成の場合、攻撃に振りワイルドボルトで大ダメージ&反動で退場、という流れも狙える。

最速にした余りの努力値256を耐久に振る場合、H68残りBDと振ることで実数値がH≒B+Dとなり合計耐久指数が最大になる。
(BDどちらかに振り切らない場合は4余る)
この場合H実数値が164となるため、4nを避けたい場合は各自で更に調整のこと。

耐久振りスカーフ型

特性:トランジスタ
性格:ひかえめorおくびょう
努力値:C252 S調整 HB調整
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:ボルトチェンジ
優先技:エレキボール
選択技:サンダープリズン/10まんボルト/エレキネット/だいばくはつ

ミラーでの優位性と先制技を耐えるための耐久を両立した型。
対面操作で優位に立てるボルトチェンジが確定となる。
また、Sが330を超えエレキボールの威力が120以上になる相手が大きく増えるため、こちらも優先的に採用したい。

【ダブル】アタッカー兼サポート型

特性:トランジスタ
性格:型に応じて
努力値:CS252 or AS252 or 耐久調整
持ち物:ひかりのねんど/じしゃく/きあいのタスキ/こだわりメガネ/こだわりスカーフ
確定技:エレキネット
優先技:まもる
選択特殊技:ボルトチェンジ/10まんボルト/かみなり/エレキボール/サンダープリズン/げんしのちから
選択物理技:ワイルドボルト/しんそく/だいばくはつ
選択変化技:エレキフィールド/リフレクター/ひかりのかべ/いやなおと/かいでんぱ/でんじは

エレキネットによるS操作と削りを主体としながら、ボルトチェンジによる対面操作や壁張りもこなしていく型。
性質上レジエレキミラーでS負けするとエレキネット+隣の高速アタッカーの攻撃で倒されてしまうため、理由がない限りは最速推奨。

黒馬バドレックスザシアンなど超高速アタッカーが多い禁止環境で力を発揮する。

マイナー型の部類だが、こだわりスカーフを持たせS調整をすると、おいかぜや相手のレジエレキの上からボルトチェンジによる対面操作やエレキネットによるS操作が可能になり、S操作枠としての信頼性が上がる。
抜きたい相手に合わせてSを削ることで努力値を耐久に回す余裕ができる。エレキボールにより、メガネ+10まんボルトに近い攻撃性能も確保可能。


相性考察

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対レジエレキ

注意すべき点
全ポケモン最高の素早さと、その速さから放たれる高威力の一致でんき技が脅威。
その速さからサポートを行ってくることもあり、麻痺もしないため取りえる妨害手段も少ない。
素早さに加え努力値を耐久に振る余裕があるので、ほぼ確実に壁張りなどの役割を遂行されてしまう。
でんきに耐性のある味方がいない、あるいは既に倒された状態だとそのまま一掃を狙われる危険も。
また、ダブルではいたずらごころ持ちのすりかえでねらいのまとを相手の地面タイプに押し付け、でんき技を強引に当てるコンボもあるので覚えておきたい。
じめんに対する高い選出誘導力があるため、実際には選出させない「見せポケ」のケースもあるので注意。
対策方法
技範囲が非常に狭く、でんき技さえ防げれば脅威ではない。
じめんタイプやでんき無効特性相手には殆ど負担をかけられないため、最大の対策となる。
特にドリュウズテツノワダチなら主要技はほぼ半減以下。ピンポイントだがしめりけラグラージヌオーには全く有効打がない。
トリックルームで素早さをひっくり返すのも良い。
圧倒的な素早さも優先度の前には無力であるため、対面であればカイリューがいれば鉢巻ノーマルテラスタルしんそくであっさりと処理可能。
サポートも大半は壁張りなので、かわらわりやサイコファング、確定急所技持ちを忍ばせておくと早めに相手の守りを崩せる。

外部リンク