ポケモン対戦考察まとめWiki
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マギアナ
No.0801 タイプ:はがね/フェアリー 特性:ソウルハート(場のポケモンが倒れる度に、特攻が1段階上がる) 体重:80.5kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
第七世代の幻のポケモンにして、稀少な「はがね×フェアリー」複合タイプを持つ。
禁止級の中では控え目な種族値だが、配分のバランスがよく、耐性も優秀。
フェアリー技は多くの禁止級に対して強力で、専用特性ソウルハート?や専用技フルールカノンの存在もあり、ほかの禁止級に引けをとらない活躍が望めるポケモン。
S80~100に固まりがちな禁止級ではかなり遅い方のため、トリルアタッカーとしても重宝する。
相性の良かったダイマックスの廃止は痛いところ。
新要素のテラスタルは攻撃範囲の拡大や弱点の変化に使えるが、同時に優秀な耐性を失うので、切りどころは間違えないようにしたい。
第九世代ではサイコキネシス、サイコショック、スキルスワップ、まきびし、ミストフィールドを新規習得。サイケこうせんを採用する必要がなくなった。
物理方面でじゃれつく、アイススピナーも新規習得。ギアチェンジを覚えるので相性は悪くない。
DLCでじゅうりょくを新規習得し、ミストバーストを再習得した。
一方でじばく、エレキネット、パワースワップ、スピードスワップは没収。フルールカノンのデメリットを相手に押し付けることができなくなった。
なおハートスワップはマナフィの復帰により復活したが、マギアナは習得できないままになっている。
入手方法 |
特性考察
- ソウルハート
- 第二特性や隠れ特性は存在せず、これのみ。何らかの手段でほかのポケモンが倒れる度に特攻が1段階上昇する。
似たような効果のじしんかじょうと異なり、自身が相手を倒すだけでなく、相手や味方がじばくやおきみやげなどで自滅する、ステルスロックのダメージで倒れるなど、倒れる手段は問わない。
ダブルバトルでは味方が倒れたり、味方が相手を倒しても発動可能なので、発動機会が増えることになる。
味方がだいばくはつなどで相手ポケモン2体をまとめて倒すと一気に3段階、いのちがけで倒せると2段階上がり、フルールカノンのデメリット相殺以上の効果を得られることも。
禁止伝説を使えるルールはダブルバトルであることも多く、強力な恩恵を受けられる。
技考察
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|
フルールカノン | 妖 | 130(195) | 90 | 特攻↓↓ | タイプ一致専用技。フェアリー版オーバーヒート。 敵を倒すと特性のおかげで特攻が1段階減少で済む。 |
マジカルシャイン | 妖 | 80(120) | 100 | - | タイプ一致技。ダブルでは相手全体攻撃。 ムーンフォースは覚えられないので、シングルでも採用可能。 |
ドレインキッス | 妖 | 50(75) | 100 | 与ダメ3/4吸収 | タイプ一致技。威力は低いが、特攻が上がればダメージはそれなり。 数少ない回復手段で、防御特防が高いので相性がよい。 |
てっていこうせん | 鋼 | 140(210) | 95 | HP1/2消費 | タイプ一致技。フルールカノンを超える特殊わざ最高威力。退場技としても。 |
ラスターカノン | 鋼 | 80(120) | 100 | 特防↓10% | タイプ一致技。性能安定。 |
きあいだま | 闘 | 120 | 70 | 特防↓10% | 一致技を半減にする鋼に。命中不安。 |
はどうだん | 闘 | 80 | 必中 | - | 同上。優秀な必中技。 |
くさむすび | 草 | 20~120 | 100 | 相手の体重依存 | 禁止伝説相手に火力の出やすい技。体重100.0kg以上でエナジーボール超え。 |
エナジーボール | 草 | 90 | 100 | 特防↓10% | 安定を求めるならこちら。 |
シャドーボール | 霊 | 80 | 100 | 特防↓20% | 伝説戦では刺さりやすい。黒馬バドレックスに。 |
でんじほう | 電 | 120 | 50 | 麻痺100% | 威力と追加効果は魅力的だが、命中不安。からぶりほけんと併せて。 |
10まんボルト | 電 | 90 | 100 | 麻痺10% | 対飛行など。かみなりは覚えられない。 |
ボルトチェンジ | 電 | 70 | 100 | 攻撃後交代 | サイクル戦向き。無効化されると交代できないので注意。 |
れいとうビーム | 氷 | 90 | 100 | 凍り10% | 4倍ドラゴンや地面などに。2倍ドラゴンには一致技で十分。 |
サイコキネシス | 超 | 90 | 100 | 特防↓10% | 対毒。第九世代で新規習得。範囲はフェアリー技と被り気味。 |
サイコショック | 超 | 80 | 100 | - | 対毒。積み型、眼鏡型においては特殊受けを崩す目的でも採用される。 |
アシストパワー | 超 | 20~ | 100 | 能力ランク依存 | 瞬発力はないが、ギアチェンジ1回でも威力80、 じゃくてんほけんの発動で威力100、両方で160となかなかの威力に。 |
ミストバースト | 妖 | 100(150) | 100 | 使用後瀕死 MF時威力1.5倍 | 退場技。特性発動後ならミストフィールドがなくても強力。 しめりけで不発に終わるが、採用は稀なので考慮外でよい。 壁技やトリックルーム使用後の退場にも。 |
テラバースト | 無 | 80<120> | 100 | タイプ変動 | テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。 ギアチェンジ使用後は物理技にもなりうる。 |
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 |
じゃれつく | 妖 | 90(135) | 90 | 攻撃↓10% | タイプ一致技。たまに外す。 |
アイアンヘッド | 鋼 | 80(120) | 100 | ひるみ30% | タイプ一致技。ギアチェンジやでんじはと併せて怯みを狙える。 フェアリーには特殊技より有効な場合も。 |
かわらわり | 闘 | 75 | 100 | 壁破壊 | 壁で慢心する相手に一矢報いる。 |
しねんのずつき | 超 | 80 | 90 | ひるみ20% | ギアチェンジ後ならひるみも狙える。やや命中不安。 |
アイススピナー | 氷 | 80 | 100 | フィールド破壊 | 相手のフィールド戦法の妨害に。 |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | ||
めいそう | 超 | - | 特殊方面の強化。 | ||
ギアチェンジ | 鋼 | - | 攻撃を1段階、素早さを2段階上昇させる優秀な積み技。イカサマは半減なのであまり痛くない。 アイアンヘッド等の物理技を採用したり、アシストパワーの火力をより早く高めたい場合に。 | ||
トリックルーム | 超 | - | 5ターンの間行動順を逆転。禁止伝説の中では遅い方なので、相性は良い。 | ||
いたみわけ | 無 | - | 疑似再生に。数少ない回復手段で、HPよりも防御特防が高いので相性がよい。 回復量は相手依存なので、使いどころに注意。 | ||
てだすけ | 無 | - | ダブル用。相方に倒してもらい、ソウルハートを発動させる。 | ||
ひかりのかべ | 超 | - | サポート用。味方の物理耐久を強化。 | ||
リフレクター | 超 | - | サポート用。味方の特殊耐久を強化。 | ||
バトンタッチ | 無 | - | ソウルハート等で上がった特攻を味方に引き継ぐ。 | ||
でんじは | 電 | 90 | 妨害技。電気タイプや無効特性、呼ぶ地面に注意。 | ||
スキルスワップ | 超 | - | 味方の特殊アタッカーにソウルハートを渡し、ミストバーストで退場して強化させる。 あまのじゃく?を引き継いでフルールカノン連発という手も。 | ||
ミストフィールド | 妖 | - | 状態異常対策とミストバーストの威力強化に。 |
テラスタル考察
タイプ | 主な技 | 解説 |
---|---|---|
無 | のしかかり テラバースト | 解説 |
炎 | テラバースト | 火傷無効。地面が一貫する。 |
水 | テラバースト | 対炎・地面。 |
電 | でんじほう 10まんボルト ボルトチェンジ テラバースト | 麻痺無効。 |
草 | くさむすび エナジーボール テラバースト | 粉技無効。地面半減だが、炎が一貫する。 |
氷 | れいとうビーム アイススピナー | 対地面。耐性が劣悪になり、炎が一貫する。 |
闘 | きあいだま はどうだん かわらわり | 解説 |
毒 | テラバースト | 元々毒・猛毒は無効。地面が一貫する。 |
地 | テラバースト | 対炎・鋼。 |
飛 | テラバースト | 地面無効。 |
超 | サイコキネシス サイコショック アシストパワー しねんのずつき | イカサマが抜群になるので、ギアチェンジを採用する際は注意。 |
虫 | テラバースト | 地面半減だが、炎が一貫する。 |
岩 | テラバースト | 炎半減だが、地面が一貫する。 |
霊 | シャドーボール テラバースト | イカサマが抜群になるので、ギアチェンジを採用する際は注意。 |
竜 | テラバースト | 炎半減だが、禁止級に多いドラゴンに弱くなるので非推奨。 |
悪 | テラバースト | いたずらごころ耐性の獲得。 |
鋼 | てっていこうせん ラスターカノン アイアンヘッド | タイプ一致技の強化。耐性はおおむね維持できる。 |
妖 | フルールカノン マジカルシャイン ドレインキッス ミストバースト じゃれつく | タイプ一致技の強化。弱点がガラリと変わる。 |
型考察
特殊アタッカー型
特性:ソウルハート
性格:ひかえめorれいせい
努力値:HC252
持ち物:こだわりメガネ/いのちのたま/オボンのみ/とつげきチョッキ
確定技:フルールカノン/ラスターカノン
攻撃技:きあいだまorはどうだん/くさむすびorエナジーボール/シャドーボール/マジカルシャイン/サイコキネシスorサイコショック
変化技:トリックルーム
フルールカノンは相手を倒せばCダウンが差し引き-1で済む。メガネなら2発目も通常時と同じ火力で攻撃可能。
Cランク-1でもテツノツツミくらいなら中乱1なので、チョッキやオボンで行動回数を稼ぐのもあり。
トリックルーム下での運用を考える場合、性格はれいせいも候補になる。
S積み型
特性:ソウルハート
性格:ひかえめ/おくびょう
努力値:CS252
持ち物:いのちのたま/オボンのみ/混乱実/じゃくてんほけん
確定技:こうそくいどうorギアチェンジ/フルールカノン/ラスターカノン
攻撃技:きあいだまorはどうだん/くさむすびorエナジーボール/シャドーボール/マジカルシャイン/アシストパワー/アイススピナー
変化技:バトンタッチ
Sを積んで上から制圧する型。
HCが主流と思われるマギアナなので、S振りにすると積まずに相手の中速相手が抜けるということも利点になる。
物理技やバトンタッチ、じゃくてんほけんと併用するならギアチェンジ、イカサマが気になるならこうそくいどうを選択。
アシストパワーはギアチェンジと相性が良さそうだが、1回では威力80にしかならない。
ソウルハートが発動すればサイコキネシスを超えるが、フルールカノンで相殺される。
素早さ調整
実数値 | 倍速 | 努力値 | 意味 |
85 | 170 | 無補正S無振り | 最速ガブリアス抜き |
95 | 190 | 無補正S76振り | 最速120族抜き |
101 | 202 | 無補正S124振り | 最速130族抜き |
103 | 206 | 無補正S140振り | 最速135族抜き |
112 | 224 | 無補正S212振り | 最速150族抜き抜き |
123 | 246 | 臆病S212振り | 準速70族抜き(積んでいない状態)、準速からやぶパルシェン抜き抜き(積んだ状態) |
128 | 256 | 臆病S244振り | 最速64族や準速75族抜き(積んでいない状態)、スカーフ最速ガブリアス抜き(積んだ状態) |
【ダブル】基本型
特性:ソウルハート
性格:ひかえめorれいせい
努力値:HC252
持ち物:オボンのみ/オッカのみ/シュカのみ/たべのこし/じゃくてんほけん
優先技:まもる/ラスターカノン/フルールカノンorマジカルシャイン
選択攻撃技:きあいだまorはどうだん/くさむすびorエナジーボール/シャドーボール
選択変化技:みがわり/トリックルーム/リフレクター/ひかりのかべ/いたみわけ/スキルスワップ
幻のポケモンが使用できる公式大会ではダブルバトルが多い。
また、技や特性など自身の能力もダブルに向いている。
生き残ることが重要なので、まもるなどの変化技はほぼ必須。
技スペースはカツカツであり、フェアリー技の通りの良さもあって、攻撃技は一致だけになりやすい。
マジカルシャインは相手によって打ち分けが利くので、フルールカノンとも併用させたくなる。
特性は味方が倒されても発動されるため、非常に強力なものと言える。
耐性上グラードンには滅法弱いが、レックウザなどのドラゴンに非常に強い。
マギアナに対し有効打をもたないポケモンも少なくないため放置されることも多いが、
放置される程特性によって強化されるため全抜きエースとなることもある。
相性考察
特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。
対マギアナ
- 注意すべき点
- 攻撃範囲が広いうえに一致技の火力が高く、ソウルハート?で高いCが上昇していくため、積まれ続けると非常に苦しい展開を強いられる。
物理わざを覚えている可能性もあるため、特防が高いポケモンやひかりのかべだけでは安心しない方が良い。
素早さは高くないが、トリックルームやこうそくいどうなどS操作技を豊富に覚えるため、速攻アタッカーでも過信は禁物。
はどうだん、サイコキネシス、10まんボルトなど苦手なタイプへの攻撃手段も多い。
- 対策方法
- とにもかくにもソウルハート?を発動させないこと。ダブルバトルではより対処が難しくなる。
上からできる限り弱点をつくのが理想的だが、弱点が少なく、技構成や対処法を誤ると一気に苦しくなる。
ほのおタイプは攻防ともに非常に有利。はがねタイプも一致技を両方半減できるので比較的有利だが、格闘技に注意。