ポケモン対戦考察まとめWiki
バトルの考察よりも育成論の記述が多くなり実態に合っていないという理由により、
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ヤバソチャ
No.1013 タイプ:くさ/ゴースト 通常特性:おもてなし(登場時に隣の味方のHPを1/4回復する) 隠れ特性:たいねつ(ほのおタイプの技を受けた時にダメージを半減する、やけど状態のスリップダメージも半減する) 体重:2.2kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
同複合 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤバソチャ | 71 | 60 | 106 | 121 | 80 | 70 | 508 | おもてなし/たいねつ |
ジュナイパー | 78 | 107 | 75 | 100 | 100 | 70 | 530 | しんりょく/えんかく? |
アノホラグサ | 55 | 115 | 70 | 80 | 70 | 90 | 480 | かぜのり?/すりぬけ |
オーロット | 85 | 110 | 76 | 65 | 82 | 56 | 474 | おみとおし/しぜんかいふく/しゅうかく? |
碧の仮面で追加されたくさ×ゴースト複合。
今作における同複合としては特攻が最も高く、特性や習得技にも差異があるので差別化は容易。
設定の上ではポットデスの亜種だが、こちらについても共通点は素早さと合計種族値程度のため、意識の必要は特にない。
ポットデスより低い特攻とは言え121は充分高く、高威力のリーフストームを覚える事から火力指数に於いても高水準。
ちなみにリージョンフォームではないので、ポットデスと同時に採用することも可能。
種族値の上では特殊アタッカーに向きそうだが、一致技が通りの悪いくさ、一貫性は高いが抜群範囲が狭く威力も低めのゴースト。
サブウェポンも豊富とはいえず、一致技以外に覚える技で採用できそうなものはねっとう、テラバースト程度。
いくら高威力技を覚えると言っても扱いの難しい撃ち逃げになりがちで、普通に単体で使うだけなら下記の専用技を使った方がよいと、
結果的には完璧と言うほどの火力は出せず、中速・中耐久、多弱点・多耐性の不安定な耐性も相まって、単純なアタッカーにはあまり向かない。
専用技のシャカシャカほうは火傷付与、ドレイン効果付き、ダブルにおいては相手全体が対象と強烈で、他の草アタッカーとの差別化には必須。
威力は平凡、タイプの通りも悪いが特性以外で無効化されないので火傷も狙いやすく、命中はやや不安定だがダブルでは最大回復量も増える。
変化技もなかなか優秀で、ちからをすいとる、しびれごな、おきみやげ、トリックルームと、起点作成を狙えるものだけでも大量に習得。
みず複合以外では珍しいねっとうと豊富な変化技を用いて、サポートも兼ねたサブアタッカーとしての運用が基本。
また、前述の通り単純なアタッカーは荷が重いが積み技は豊富に備えているので、積む隙を作れるなら意表をついて正面突破を狙うのも選択肢に。
たいねつ?によりほのおを等倍に抑えられることもあり、くさタイプとしては珍しくほのおに有利というのも特徴となる。
技方面の短所としてはおにび、からをやぶる、トリックなど、ゴースト御用達だったり原種のポットデスが覚えた変化技を覚えられない点。
火傷は追加効果頼りで発生確率自体はおにびを使えるポケモンより低く、全体的に独特なラインナップとなっている。
ちなみにポットデスの専用技であるおちゃかいも覚えられない。
専用技や通常特性の効果からダブルバトル向けの要素が多いポケモンでもあるが、
独特な技範囲や耐性はシングルでも唯一無二であり、独自の需要は確立しやすい。
なお、ポットデスの例に漏れず、ヤバソチャと進化前のチャデスにも贋作と真作に対応するフォルム違いが存在する。
どちらでも見た目や性能は同じだが進化アイテムが異なるため、育成の際は個体がどちらのフォルムかの確認を忘れずに。
特性考察
- おもてなし
- 登場した時に隣にいる味方のHPを1/4(小数点以下切り捨て)回復する、ダブル専用の特性。固有特性でもあり採用理由に直結する。
先発では使いにくいが、場に出るという条件さえ満たせば1回の戦闘中に何度でも発動できる。
ヤバソチャの体力が残り少なくても、生存してさえいれば相方の回復ソースとしての役割を与えられる。
交代が発動のトリガーであるため、全ての技に先制して回復することができるのは明確な優位点。
ただし、出てきた瞬間に設置技のダメージで倒れてしまった場合は発動しない。
他のポケモンがこの特性を得た瞬間にも発動する。味方のスキルスワップなどを絡めれば、有用な特性を譲り受けつつ回復してもらうことが可能。
当然ながらトレースされると回復効果を使われてしまう他、うつしえを受けると相手が二体ともお互いを回復するので注意。
- たいねつ
- 隠れ特性。おもてなしがダブル専用の効果なのでシングルではこちらで確定。
ほのおタイプの被ダメージとやけどのスリップダメージを半減する。弱点である炎を実質等倍に抑えられるためシンプルに有用。
特殊型のポケモンなのでやけどのスリップダメージ半減は一見恩恵が薄そうに見えるものの、
かえんだまで自らやけど状態になり、毎ターン最大HPの1/32のスリップダメージと引き換えに他の状態異常を無効化するといった芸当も可能。
ただしその場合は他のアイテムが持てないのでそのデメリットと天秤にかける必要がある。相性のいいトリックも習得不可。
トレースされるとこちらのほのお技も半減される。ヤバソチャ自身はほのお技を習得しないが味方が覚えている場合は注意。
技考察
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|
シャカシャカほう | 草 | 80(120) | 90 | 相手全体 HP吸収1/2 火傷20% | タイプ一致専用技。ドレイン+火傷付与+自身と対象の凍り解除。 ダブルでは相手全体が対象。命中はやや不安だが極めて強力。 名前によって間違いやすいが、ぼうだんに無効化されない。 |
リーフストーム | 草 | 130(195) | 90 | 自身の特攻↓↓ | タイプ一致技。撃ち逃げ用。たまに外れる。 |
エナジーボール | 草 | 90(135) | 100 | 特防↓10% | タイプ一致技。性能安定。 |
ギガドレイン | 草 | 75(112) | 100 | HP吸収1/2 | タイプ一致技。回復効果付き。 単体攻撃である点以外はシャカシャカほうの下位互換。 安定性はこちらが上。 |
シャドーボール | 霊 | 80(120) | 100 | 特防↓20% | タイプ一致技。性能安定。 |
たたりめ | 霊 | 65/130 (97/195) | 100 | 状態異常相手に 威力2倍 | タイプ一致技。シャカシャカほうやねっとうの追加効果と併せて。 おにびは覚えない。 |
ねっとう | 水 | 80 | 100 | 火傷30% | 効果は優秀だが対炎以外は草技と範囲が被る。 |
テラバースト | 無 | 80<120> | 100 | テラスタル連動 | テラスタルと併せて草・霊・水以外の範囲を得たい場合の選択肢。 |
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 |
イカサマ | 悪 | 95 | 100 | - | 攻撃無振りでも使える。 ただし、ちからをすいとるとの相性は最悪。 |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | ||
ちからをすいとる | 草 | 100 | 対象の攻撃実数値分HPを回復した後で攻撃を1段階下げる。物理受け型で。 | ||
いのちのしずく | 水 | - | ダブルバトル用。 | ||
しびれごな | 草 | 75 | 相手をまひ状態にする。たたりめとのコンボに。 | ||
おきみやげ | 悪 | 100 | 瀕死になる代わりに相手の攻撃と特攻を2段階下げる。後続の起点作成に。 | ||
てっぺき | 鋼 | - | 防御を2段階上げる。ちからをすいとる、攻撃技のやけどと合わせて物理受け運用。 | ||
めいそう | 超 | - | 特攻と特防を1段階上げる。控えめな特殊耐久と高めの特殊火力を同時に補強。 | ||
わるだくみ | 悪 | - | 特攻を2段階上げる。シャカシャカほうとの併用で回復量も実質2倍以上に。 | ||
トリックルーム | 超 | - | あまり遅くはないのでスイッチトリル目的で。おきみやげで自主退場可能。 | ||
のろい | 霊 | - | 自分のHPを犠牲に相手を削り遂行速度アップ。霊以外にテラスタルするとB上昇用途に変わる。 みがわり貫通。自力で回復する手段もあり耐久型でも使える。 | ||
いかりのこな | 虫 | - | 相手の攻撃対象を自分に向ける。ダブル用。 |
テラスタル考察
タイプ | 主な技 | 解説 |
---|---|---|
無 | テラバースト | ゴースト透かしに。耐性は期待できない。 |
炎 | テラバースト | 氷に耐性を持たせられる他、特性と併せて炎1/4に。 環境に多いかまどオーガポンも対面で受けられるように。 |
水 | ねっとう | 連撃ウーラオスの水・氷技を両半減、パオジアンの氷技にも耐性がつく。 |
電 | テラバースト | 解説 |
草 | シャカシャカほう リーフストーム エナジーボール ギガドレイン ソーラービーム | 一致技強化。リーフストームやシャカシャカほうの火力底上げに。 |
氷 | テラバースト | 4倍弱点狙い。氷耐性を付けつつ耐熱で炎弱点も補う。 |
闘 | テラバースト | 耐性は微妙だが、ウーラオス検定の保険に最適。 また、ノーマルテラスカイリューや悪複合等に抜群テラバーストを叩き込めるのも利点。 |
毒 | テラバースト | 解説 |
地 | テラバースト | 解説 |
飛 | テラバースト | 解説 |
超 | テラバースト | 解説 |
虫 | テラバースト | 解説 |
岩 | テラバースト | テラバーストでかまどオーガポンを不意打ちに。 無振りならC特化で一撃だがH振りは火力アイテムを叩き落とされると厳しい。 炎テラスしたコライドンも安定して処理できる。 |
霊 | シャドーボール たたりめ | 一致技強化。ノーマルと格闘の無効を残しつつ弱点を減らす。 シンプルに炎耐性がつくことも有用。 |
竜 | テラバースト | 解説 |
悪 | イカサマ テラバースト | 解説 |
鋼 | テラバースト | 優秀な耐性。耐熱と熱湯により炎に強く出れる。元のタイプによりじめん・かくとうも呼びにくい。 |
妖 | テラバースト | 対悪。特に一撃ウーラオスに。炎に強いフェアリーは中々ない個性。 |
ステラ | テラバースト | テラバーストに意味を持たせながら一致技の強化ができるように。 タイプ一致+水以外の習得攻撃技が弱いヤバソチャにとってこの強化は素晴らしい。 が、等倍でも半減リーフストームよりは低い火力である点に留意したい。 |
型考察
物理受け型
特性:たいねつ
性格:ずぶとい
努力値:H244B252D12 or 耐久調整
持ち物:たべのこしorゴツゴツメットorおんみつマント
確定技:ちからをすいとる/シャカシャカほう
優先技:シャドーボール/ねっとう/めいそう
テラスタイプ:水/フェアリー/炎/ノーマル/鋼/毒 など
ちからをすいとるとシャカシャカほうを活かした物理受け型。
現環境の多くがこの型である。
HPは振り切るより244で止めると、奇数かつたべのこしの回復量が最大になる。
【ダブル】サポート兼耐久型
特性:おもてなし
性格:ずぶとい/ひかえめ/おだやか
努力値:耐久調整
持ち物:ゴツゴツメット/オボンのみ/たべのこし/混乱実/メンタルハーブ
確定技:シャカシャカほう
優先技:いかりのこな/ちからをすいとる/トリックルーム
選択技:シャドーボール/めいそう/まもる/ねっとう/いのちのしずく
テラスタイプ:水/炎/フェアリー/ドラゴン など
いかりのこなとトリックルームが使えてゴースト複合により猫騙し無効、特性おもてなしもサイクル適性が高くサポート役として優秀。
加えてシャカシャカほうやちからをすいとるによる詰ませ性能も高く、トリル中に相手の特殊を排除してしまえばヤバソチャ詰めにスムーズに移行できる。
回復ソース・火傷撒き・削りをまとめてこなせるシャカシャカほうが確定技。
トリラーとしても自然にHPをリカバリーしやすく再始動を狙いやすい。
相性考察
- バンギラス
相性補完に優れかつ、高火力と砂のダメージで積極的に攻められる。
このポケモンと組ませる場合には16n-1調整推奨。
対ヤバソチャ
- 注意すべき点
- 専用技・シャカシャカほうは中威力+確率で火傷+ドレインと高性能。
ちからをすいとる、てっぺき、ねっとうと他にも物理アタッカーを弱体化させる手段が非常に豊富。
たいねつによりくさタイプでありながらほのおが等倍、火傷を受けようにもねっとう+ちからをすいとるで対抗される。
ダブルにおいても、専用特性のおもてなし、全体攻撃となるシャカシャカほうにより相方のサポートが可能。
本人の特攻も高めな上に、変化技に過度に依存しないためちょうはつ等のサポーターを封殺する手段も通じない。
- 対策方法
- 特殊耐久は中の下、素早さも中速帯で上を取りやすい。特殊アタッカーは火傷も単なるスリップダメージになるので有利。
技範囲も狭く、一致+ねっとうを受けられるなら抜群を取られる心配は少ない。
特にサザンドラは半減以下に抑えつつ一致で抜群を取れるので基本的に負ける心配はせずにOK。
おきみやげ、トリックルーム、しびれごなで起点にされる可能性はあるため、技構成が割れてない場合は油断はしないこと。