ワルビアル - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

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バトルの考察よりも育成論の記述が多くなり実態に合っていないという理由により、
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ワルビアル

No.0553 タイプ:じめん/あく
通常特性:いかく(場に出た時か戦闘中この特性を得た時、場に出ている相手全員のこうげきを1段階下げる)
     じしんかじょう(相手をひんしにしたとき、自分のこうげきが1段階上がる)
隠れ特性:いかりのつぼ(攻撃技を急所に受けた時、こうげきが最高ランクまで上がる)
体重  :96.3kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
同複合HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ワルビアル9511780657092519いかく/じしんかじょう/いかりのつぼ
130569いかく込み・B無振り
ディンルー155110125558045570わざわいのうつわ
113623特性込み・D無振り

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)みず/くさ/こおり/かくとう/むし/フェアリー
いまひとつ(1/2)どく/いわ/ゴースト/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなしでんき/エスパー

第五世代出身のじめん×あく複合。種族値は物理寄りではあるが、全体的には特攻を捨てたバランス型。
耐性が一切補完せず弱点は6つと多いものの、4倍弱点は無い。半減以下も同じく6つでいたずらごころも無効と優秀。
攻撃面では一致技の抜群・等倍範囲がそれぞれ広く、サブウェポンも豊富。
いかくなら物理とのタイマンやサイクル戦に強く、じしんかじょうの場合は抜き性能を補完でき、総じてアタッカーとして優秀なポケモン。

ただ、中速物理の地面や悪には優秀なポケモンが多く、初登場の第五世代から霊獣ランドロス等のライバルに採用枠を奪われがち。
第九世代では同複合のディンルーも登場。性質が異なるので差別化は不要だが、耐久型やステロ撒きも担えるあちらの方が汎用性が高いのは確か。
こちらは特性の読まれにくさ等で強みを見出したい。

仕様面ではダイマックスが廃止されたが、新要素のテラスタルとも相性が良いのでトントンといったところ。
技方面ではダストシュートを獲得。くさフェアリーに対する新たな有効打を得た。
DLCでは10まんばりき、はたきおとす、じごくづきを再習得。メインウェポンの選択肢が広がった。
不一致技としてはスケイルショットが採用圏内か。使いどころは難しいが、素早さの補強によりじしんかじょうと相性が良い。
失った技はDDラリアット、ばかぢから、アイアンテール等。ほかで代用可能な技ばかりなので特に問題はない。



特性考察

いかく
場に出たときに相手の攻撃を1段階下げる。
弱点の多さから物理受けは厳しいが、繰り出し性能・流し性能が上がるのは嬉しい。
ダブルでは相手2体が対象なのでより有用だが、それゆえに無効特性やまけんき等で対策されやすいため注意。
自身が物理アタッカーなので、トレースやスキルスワップにも要警戒。
じしんかじょう
相手を攻撃技で倒すたびに攻撃が1段階上昇。
先制技を覚えないので、全抜きを狙うには味方で壁張りやS操作等のサポートが必要。
相性自体は良好で、一定以上の耐久を持つ相手にも大きな負担をかけられ、シナジーのあるつけあがるも習得。
ダイマックスの廃止で素早さを逆転されるケースが減ったことも追い風となる。
いかりのつぼ
隠れ特性。急所を受けると攻撃ランクが最大まで上がる。
相手に依存するにはあまりに不確定要素が大きく、素の耐久も並程度でシングルでは候補外。
ダブルで味方の確定急所技を受け、一気に最大火力を発揮するのが基本運用。
そのダブルではシングル以上にいかくが強力なため、ワルビアルに何をさせるか意識し、適切な運用を心掛けたい。
また確定急所技はあんこくきょうだ以外すべて弱点なので、オボンのみを持たせるなどのケアも必要になる。

技考察

物理技タイプ威力命中効果解説
じしん100(150)100-タイプ一致技。ダブルでは周囲全体攻撃。
10まんばりき95(142)95-タイプ一致技。ダブルでの単体攻撃に。
じしんと異なり接触技。グラスフィールドの影響を受けない。
じだんだ75/150
(112/225)
100技失敗で
威力倍
タイプ一致技。グラスフィールド下ならじしんよりも威力がある。
カウンターのフォローにもなる。
じならし60(90)100全体
S↓100%
タイプ一致技。ダブルバトルでは味方にも当たる。
かみくだく80(120)100防御↓20%タイプ一致技。性能安定。
はたきおとす65(97)/
97(145)
100道具排除タイプ一致技。追加効果が優秀。
うっぷんばらし75/150
(112/225)
100能力低下で
威力倍
タイプ一致技。いかくなどの対策に。
つけあがる20(30)~100-タイプ一致技。能力上昇で威力上昇。
積み技バトンかいかりのつぼとあわせて。
ダストシュート12080毒30%対フェアリー。失ったアイアンテールの代わりに。
ストーンエッジ10080急所ランク+1対虫・飛行。地面技との相性補完に優れる。
いわなだれ7590怯み30%S振りやスカーフなら怯みを狙える。ダブルでは相手全体攻撃。
がんせきふうじ6095素早↓100%追加効果が優秀。起点作りに。
インファイト120100防御・特防↓対悪・ノーマル。ばかぢからは今作では喪失されている。
スケイルショット25*2~590防御↓素早さ↑唯一のS補強手段。じしんかじょう発動を狙いたい。
耐久が下がるため先制技には弱くなる。期待値は3発。
ほのおのキバ6595火傷10%
怯み10%
対草・虫。4倍狙いで。
かみなりのキバ6595麻痺10%
怯み10%
対水。4倍狙いで。
アクアテール9090-対地面。一致技と範囲が被る。
カウンター-100優先度-5物理技を倍返し。いかくと相性が悪い。
特殊技タイプ威力命中効果解説
バークアウト55(82)95相手全体
C↓100%
タイプ一致技。身代わり貫通。追加効果が優秀。
テラバースト80<120>100-テラスタル中はテラスタイプと同じタイプになり、攻撃・特攻の高い方で威力計算する。
変化技タイプ命中解説
ステルスロック-サポート用。いかくにより流し性能が高いため相性が良い。
ビルドアップ-攻撃・防御を補強。1回につき、つけあがるの威力が40上がる。
みがわり-補助技対策や、交代読みで。
ちょうはつ100補助技対策。耐久型に。

テラスタル考察

タイプ主な技解説
すてみタックル
からげんき
解説
ほのおのキバ
テラバースト
対草氷虫。火傷無効。
アクアテール解説
かみなりのキバ
テラバースト
解説
テラバースト解説
テラバースト解説
インファイト
かわらわり
けたぐり
きあいパンチ
解説
ダストシュート
テラバースト
相性補完に優れるテラス。草・妖・闘に切り返しつつ毒技の火力上昇。
じしん
じだんだ
10まんばりき
一致技の強化。岩や毒への遂行を強化。
つばめがえし
テラバースト
解説
テラバースト解説
はいよるいちげき解説
ストーンエッジ
いわなだれ
がんせきふうじ
解説
シャドークロー解説
げきりん
スケイルショット
氷とフェアリーこそ一貫するが、弱点の水と草を半減。オーガポン対策も。
かみくだく
つけあがる
イカサマ
はたきおとす
一致技の強化。A特化ハチマキならHBアーマーガアの後出しも許さない。
テラバースト解説
テラバーストドラパルトへの遂行重視。対格闘にも。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。

型考察

いかく型

特性:いかく
性格:いじっぱりorようき
努力値:A252 S252or調整 残りH
持ち物:とつげきチョッキ/こだわりスカーフ/いのちのたま/こだわりハチマキ
確定技:じしん/かみくだくorはたきおとす
選択技:ストーンエッジ/インファイト/ほのおのキバ/カウンター/ダストシュート

いかくを活かして物理相手と殴り合う基本的なアタッカー型。
攻撃範囲は優秀だが役割対象に高耐久のポケモンが多く、やや火力が物足りないため、突破力を補う火力補強の持ち物が基本。
ハチマキならA特化テラスタルじしんでB特化キョジオーンをぴったり確1。悪複合なのでゴーストテラスタルも牽制できる。
高めのHPといかくである程度の繰り出し性能はあるため奇襲にもなるこだわりスカーフも好相性。
威嚇では補えない特防を上げる突撃チョッキも採用候補か。
ただし、終盤の抜き役としては下のじしんかじょう型に劣る。

じしんかじょう型

特性:じしんかじょう
性格:ようきorいじっぱり
努力値:AS252
持ち物:こだわりスカーフorこだわりハチマキorいのちのたま
確定技:じしん/かみくだくorはたきおとす
選択技:スケイルショット/ストーンエッジ/インファイト/ほのおのキバ/ダストシュート

終盤の抜き性能を上げて全抜きを目指していく型。
先制技が無いので自分より速い相手には弱いが、こだわりスカーフやスケイルショットで補強する、おいかぜやねばねばネットなどの素早さ補強を入れるといいだろう。

タスキステルスロック型

特性:いかく
性格:いじっぱり/ようき
努力値:AS252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:ステルスロック
攻撃技:じしん/はたきおとす/インファイト/がんせきふうじ/カウンター/ダストシュート
補助技:ちょうはつ

先発タスキステロ要員。
いかくに加えてがんせきふうじ、はたきおとす、ちょうはつ等の便利な技も揃っている。

技範囲が広く、比較的高めのASを持つので、状況次第ではいきなり殴りにかかってもいい。タスキなのでインファイトの耐久低下も気にならない。
カウンターはいかくとは相性が悪いので微妙か。

つけあがる型

特性:いかく(推奨)orじしんかじょう
性格:ようきorいじっぱり
努力値:A252 S252or調整 残りH
持ち物:いのちのたま/ラムのみ
確定技:つけあがる/じしん
選択技:ほのおのキバ/ストーンエッジorいわなだれ/インファイト

主にバトンタッチからつなぐのが理想。
からやぶバトンなら威力140かつASランク+2。てんねんでも威力アップは無視されず、珠でB特化ラウドボーンをぴったり確1。
一致つけあがる使いでは最も攻撃が高く、素早さもモルペコに次ぐ。いかくによるバトン時の安定感も特長。

【ダブル】いかりのつぼ型

特性:いかりのつぼ
性格:ようき(推奨)orいじっぱり
努力値:S252 A252or耐久調整 残りA
持ち物:こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/いのちのたま/オボンのみ/ラムのみ/とつげきチョッキ/たつじんのおび
確定技:じしん/かみくだくorつけあがる
選択技:いわなだれorストーンエッジ/ほのおのキバ/インファイト/まもる

味方からの攻撃を急所で受けて特性を発動させてから殴る型。
ただし確定急所技のこおりのいぶき、トリックフラワー等は弱点なので、相方はきょううん+ピントレンズかきあいだめを使ってから威力の低い急所技を使うことになる。

現環境では相方として最適だったケンホロウが不在で、きょううん持ちはヤミカラスドンカラスのみ。火力や素早さを考えると前者が適任か。
いずれにしろワルビアルより遅いので調整必須。また、フェアリーや氷が一貫する。

いかりのつぼ発動後のじしんの火力は非常に強力で、並大抵の相手は範囲技による75%補正を受けても当たり前のように沈んでいく。

対象無補正無振り無補正A振り備考
B特化ブリジュラス確1-A特化ならBランク+1でも確1
B振りリキキリン確1--
無振り水オーガポン確2乱1プレート以上で確1

よほどの高耐久か半減でかろうじて受けられるが、これが範囲技なのだから撃たれた相手はひとたまりもない。
かといって浮いている相手ならどうにか捌けるだろうと思っていても、単体攻撃でこれよりもやや火力が上回る悪技や、飛行に抜群を取れるサブウェポンもあるので、そう簡単には受けきれない。

調整はS252はほぼ確定として残りを耐久に振るか、Aに振るかはかなり悩む問題。
下手に耐久に振ると微妙に落としきれない相手が増え、かといってAに振り過ぎると発動させる前に落とされることもあり得る。
じしん一撃でどこまで落とすかに合わせて個別調整するといいだろう。
ちなみに不一致イカサマはA特化耐久無振りでも一発は急所以外確定で耐える。

【ダブル】いかく型

特性:いかく
性格:ようきorいじっぱり
努力値:S252 A252
持ち物:こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/いのちのたま/オボンのみ/混乱実/ラムのみ/とつげきチョッキ
優先技:まもる/じしんorじだんだor10まんばりき/じごくづきorはたきおとす
選択技:いわなだれorストーンエッジ/けたぐり/バークアウト/ほのおのキバ/かみなりのキバ/ちょうはつ

優秀な特性であるいかくを活かす型。
いかりのつぼ型に比べると自由度は高いが爆発力はなく、良くも悪くも汎用的。
ライバルはガオガエン霊獣ランドロス。タイプや習得技等で上手く差別化したい。

ダブルではハイパーボイスやバークアウト、ほろびのうた等がメジャーなので、じごくづきの音技封じはそこそこ役に立つ。
とはいえ素早さが心もとないので、可能ならスカーフと併用したい。


対ワルビアル

注意すべき点
高い攻撃力と、地面・悪の優秀な攻撃範囲を持つ。
いかくなら物理に対して強く、じしんかじょうなら抜き性能を高められる。
見せ合いの時点では特性が読みにくく、持ち物も多岐に渡る。
流し性能を活かしてステロ撒きや、つけあがるを活かしてバトンパのエースも可能。
ダブルではいかりのつぼを発動させ、爆発的な火力を引き出すコンボに注意。
対策方法
弱点は6つと多い。いかくで物理には強いが特殊方面はあまり硬くない。
技範囲は一致技のほか岩・格闘などで、フェアリータイプに対する有効打はほとんどない。
じしんかじょうやいかりのつぼを活かす型の場合、ランク上昇の影響を受けないてんねんで対処可能。ただしつけあがるの威力上昇までは防げない点を忘れずに。

外部リンク